今日は非常勤講師として、岩手医科大学で講義をするため、新幹線で盛岡へ


一年生の学生が多く受講する講義だったので、まず自分の紹介も兼ねて薬害エイズで国と闘った、自分が19歳~20歳ころの映像を見てもらいました。


今の学生は、かつての薬害エイズのことを知らないため、まずどんなものだったのか説明が必要です。

今日受講している学生の多くが18歳~20歳。
同じ年代のころの自分の活動している姿を見せる方が伝わりやすいと思ったのです。

 先日出席した「えにしを結ぶ会」の第3部のテーマである利益相反の問題、また、HIVに感染して、まだ治療薬も確立されていない中で、効果があるかどうかわからない中、治験で薬を飲んだ体験などもお話ししました。


これから医療をする立場になるときに、「自分が患者だったら」という視点を持ってほしいと伝え、自分も国会議員として被験者の人たちを守る法律をつくりたいというお話しもしました。

また、子宮けいガンワクチンの問題についても触れて、まだ分かっていない面も含めて、説明をきちんと受けた上で、接種するかどうかの判断をすることが大事で、子宮けいがんワクチンにとどまらず、医療を行う上で、きちんと説明を行うことがとても重要なことだと、お話ししました。

後半は学生から質問の時間をとりましたが、

薬害はなぜなくならないのか?
薬害を起こさないために学生生活でどんなことをしていくと良いか?

・・・などなど、深い質問も多く出され、あっという間に時間が過ぎた1日となりました。




エイズのことについてでも、薬害のことについてでも、何よりも教育」が大事だと思います。これからの社会を担って生きていく中で、医者としてだけでなく、人間として、医療を行うような人になってくれれば、と切に願っています。


岩手医科大の皆様、今日は本当にありがとうございました