4月6日(金) 、野党7党から小宮山厚生労働大臣へ、大阪泉南アスベスト訴訟の控訴断念および早期全面解決を求める要望書を提出したのですが、なんと受け取る直前になって、控訴はすでに決定し法務省で手続きを進めていると言われました。さらに「法相か財務相へ言ってくれ」「官邸へいってくれ」などと、まともな説明は一切なし。私達野党議員には「仕方なく控訴手続きをするのだ」と言い訳し、その直後に今度は厚労相閣議後記者会見で(官僚作成ペーパーを読み上げ)「最高裁の判断を待ってから行う」と全く逆の事を宣言。それを聞いた時、ショックと怒りで思わず身体が震えました。
「原告からの手紙は全部読んだ」と言いながら平気で解決を引き延ばす小宮山大臣。彼女にとって「国民のいのち」は、簡単に切り捨てられる程価値のないもの、野田政権は歴代内閣の中でも最もいのちを軽視しているとしか言いようがありません。
それでも政治にしか救えない、だから怒りを抑えながら小宮山大臣に「どうかいのちをないがしろにしないで欲しい。泉南アスベスト訴訟の全面解決を内閣をまとめて動いて下さい」と頭を下げてきました。
泉南アスベスト訴訟は、これまでの公害、薬害、労働問題において、想像を絶する不当判決を大阪高裁に出されています。労働者のいのちや健康より経済が優先される、今の「狂った拝金主義」そのものです。日本はもうそこから変わらなければならない、この不当判決を覆す決定を、なんとしてでも政府にさせなければなりません。経済よりいのちを最優先する社会を実現するまで、自分はあきらめません。これからも全力で頑張ります!