演奏の4つの要素、ベース、リズム、コード、メロディー~アコースティックギター入門プラス~ | 楽曲製作ブログ

演奏の4つの要素、ベース、リズム、コード、メロディー~アコースティックギター入門プラス~

■演奏はベース音、リズム、コード、メロディーで成り立っている

演奏というものは、ベース、リズム、コード、メロディーで成り立っています。この四つのことを、演奏する際は、しっかり意識してください。でも少しわかりにくいので具体的に、説明しましょう。では、一般的なバンドで、どの楽器が、どの要素を担当しているかということを考えて見ましょう。

リズムを強く担っているのは、ドラムです。リズムとは、音の強弱、アクセント、繰り返しのパターンなどのことを、さすことにします。もちろん、ベースもリズムを担当していますし、ギターもボーカルもリズムを担当しているのですが、主要な担い手はドラムです。ドラムは、メロディーを奏でることはできません。もちろんコードも、ベース音も担当できません。ドラムの特徴は、音量変化に富むということです。たとえば、スネアをたたく部分がアクセントになっているし、サビの前で、音量が駆け上がる部分もドラムが担当しています。エレキギターやベースは、それほど、音量変化をつけられない楽器だからです。

次に、ベース音を担当しているのは、ベースです。まぁ当たり前ですが。ベース音というのは、小節の頭に鳴らさなければならない音のこだと思ってください。コードがCならば、小節の頭は、ドを鳴らさなければならない。ギターもベース音を補助することがあります。

コードを担当しているのは、ギターです。ギターは、リズムを刻みながら、コードを奏でます。ベースも、コードを補助することがあります。

メロディーを担当しているのは、ボーカルです。ギターも、ギターソロの部分では、メロディー担当です。ベースも、音階を刻んで、時にメロディーを担当することがあります。

■アコースティックギターの演奏は一人バンドだと思わなくてはいけない。

よい演奏というのは、ベース音、リズム、コード、メロディーがすべてきちんとしている演奏です。アコースティックギターで弾き語る場合は、この4つをすべて自分で担当しなければいけません。メロディーは、自分の声が担当しますが、それ以外は、ギターが担当します。アコースティックギターは、エレキギターと違って、音量変化に富む楽器です。だから、ドラムの役割を果たすことができます。コードとメロディは、特に意識しなくても、みんなできますが、ベース音を、きちんと聞かせることと、リズムを心地よく刻むということは、見落としやすいことです。これができないと、初心者から脱出できません。いくら速くひけても、難しいコードをたくさん押さえられても初心者のままです。まぁ、でも難しく考えず、常にこのことを意識して練習しましょう。