平清盛(第四十一章)「賽の目の行方」第四十一章「 賽の目の行方 」「 賽の目さえも、我が思うようにしてみせようぞ・・・」すごろくは、賽の目がどう転がるかで決まるだけの、遊び・・・。人生と同じではない・・・。そこを見過ごしてはいまいか、清盛・・・。院を追いつめるために、この二人は策を講じた・・・。それは、結局、「恨み」をかうことに・・・。追いつめられた院は、ついに激怒する・・・。一方、清盛は、賽の目がうまく転がってくれて、気分上々・・・。「 あがりじゃ・・・!」その策は、重盛さえも見抜けなかった・・・。純粋な重盛と、汚れていく清盛の心の行方は・・・。「 わしは、賽の目さえも、自由にあやつれるのじゃ・・・」「それが、父上の目指した平家の世にござりまするか・・・」重盛の声が、遠くなる・・・。一方、源氏・・・。義経を待つ弁慶・・・。心決めかねる義経・・・。いまだ、自らの運命に気づいていない頼朝・・・。頼朝に心寄せる政子・・・。まさか自分が源氏の未来を担うことになろうとは、思ってもいない時政・・・。そして、今夜・・・!新たな賽の目が出ることになる・・・。院の怒りと決意が、今夜ひそかに動き出す・・・。さて、賽の目は、どちらへ転がるのであろう・・・。見逃せない・・・!(o^-')b筆文字 目次(一覧表)へ ★応援団バックナンバー・目次(一覧表)へ!★