ニッケルハルパ(トールビヨルン)とチェンバロ(アンドレアス)のコンサートに行きました。

 

(MRCD-014)

このCDの二人です。

プログラムはCDに入れたものもありましたが、全てが全く違う音楽かと思うほど発展していました。もっとワイルドで思い切ったことをやってました。

それも実に楽しそう。片方が「どうだ!」っていうようなアドリブをやると、もう片方は「そう来たか!(ニヤリ)」と言いたそうに、その上を行く。お客さんはいやでも引き込まれます。

そして、解説で相手をやっつけるようなことを言うと、言われた方もやり返す。お客さん、大うけ。

 

例えば、ローマンのソナタ(この時代は楽譜といっても骨格しかないから、やりたければいくらでも難しくできるんです)をムチャクチャに難しくして弾き終わったところで、

A「トールビヨルンはニッケルハルパを2台持って来てます。一つは鍵盤が3っつある普通の楽器です。もう一つの方はバロック音楽を弾くための特別注文で、鍵盤が4っつです。それをバイオリンと同じ調律にしてあります。トールビヨルンはバイオリニストだから、これで弾けば簡単なものなんです(お客さん笑)

トールビヨルン、Aをジロッと見て

「チェンバロなんかもっと簡単」

まるで漫才です。

 

二人で弾くバロックの作品は、

ローマン: フルートとチェンバロのためのソナタ8番(5楽章)

   --遊びが合って楽しい曲です。

バッハ: バイオリンと通奏低音のためのソナタ e-moll (BWV1023)(4楽章)

xxx

デュフレ: シャコンヌ(チェンバロ独奏)

マレ・マレー: フォリエ・デ・エスパニヤ

 

この間々にフォークが2-3曲づつ

とっても楽しかったです。

二人でまた日本に行けばいいのに・・・