最近、尖閣島の周りがワサワサしていますね。
こちらでも時々ニュースに出てきたりして、聞かれます。私は何も知らないので、まずいな、と思っていたら、こういう本がありました。

日本の領土

「日本の領土・海洋問題」、読売新聞政治部

尖閣島、竹島、北方領土について、歴史的に、政治的に説明しています。
先ず、尖閣島。
コンパクトで分かりやすく、なるほど、こういうことなのか、と思いながら読み進みました。
次が竹島。
こちらも非常によく説明されています。
「ふん、ふん」と読んでいるうちに、どういう訳か物凄く腹が立ってきました。
もうカッカとしちゃって、お腹が痛くなり、次は北方領土についてなんだけど、今、しばらく横に置いてあります。自分が怖くなってきました。


真夜中に目が覚めて、未だハラワタが煮えくり返ってるみたいで、日本のおばさん、ヨンさんなんかに何で夢中になるの(古いか)、なんて考えたり。

でもこの感情って一体何なんだろう。愛国心があるから?
そもそも愛国心てなんなんだ。

私はオリンピックで日本人が勝っても、まるで自分が偉くなったようには喜びません。
ノーベル賞も偉い人がいるな、嬉しいな、ぐらいで、中国のように馬鹿みたいな喜び方もしません。
サッカーで日本とスウェーデンが戦うときは、どちらかというと日本を応援しています。
これって愛国心とは言えないし。

スウェーデンに35年も住んでいるけど、未だ日本国籍です。
もしスウエーデン国籍になっていたとしたら、この国が戦争を起こしたら、国のために戦うだろうか。ワカラナイです。

ヨーロッパの人たちは、こういう感情を避けるために、EUを作ったのでしょうか。
そういえば、スイスに住んでいる日本人の友達のボーイフレンドは国のために命を捧げる覚悟があるそうです。
日本に住んでいても、そこまで覚悟できるかな。大体日本て世界第3の経済大国で、昔に比べたらずっと良い生活ができるようになったけど、いよいよとなったらこの生活を守るために、自分はどこまで犠牲になれるのだろう、なんて重いことを考えています。

そもそも韓国に対してのこの生々しい感情って何なんでしょう。