前回記事(『表現者討論レビュー~各論編②~』)で、ソウルメイトさんから次のようなコメントを頂きました。自分の意見に同調するようなコメントを一方的に取り上げるのはフェアではないのであまりしないのですが、反対意見は前回記事で取り上げているのと、私が漠然と思っていたことを上手くまとめてくれているので紹介させてもらいます。

2. 無題
わたしは、ブログ主さんの見解を支持します。語られた言葉を書き起こして、文章にしたものを誰が語ったものであるかを伏して不特定多数の人たちに読んでもらい、話者の意図することは何だと思うか尋ねてみればいい。まず、間違いなく、圧倒的大多数の人が、ブログ主さんが主張されるように理解するでしょう。アクロバティックな擁護はやめたほうがいいのでは?と思いますね。それこそ、詭弁に類することでしょう。ブログ主さんがお書きになられる通り、学者とか言論人というのは、おのれが発する言葉に丁寧かつ慎重でなくてはならないし、表現の仕方にも細心の注意をはらうべきでしょうね。「俺の言うことは、時と場合によって、お前たちが忖度して適宜に解釈せよ」なんて言ったら、もはやその人は、学者でも言論人でもなく、教祖あるいは、親分というべき存在なんだと思いますよ。それと、ブログ主さんの見解は、特定のイデオロギーに染まっていない人なら、ほぼ、満数で支持されると思います。それが普通の人の良識だと思いますがね。
ソウルメイト 2015-08-12 10:44:19


>語られた言葉を書き起こして、文章にしたものを誰が語ったものであるかを伏して不特定多数の人たちに読んでもらい、話者の意図することは何だと思うか尋ねてみればいい。

↑やはり、私も気になったのはこの点なんです。前回コメントを紹介させてもらった方たちは、じゃあ果たして、例えば私が、「戦後(もしくは戦前)に良いところなど何一つなかった!!」などと言った場合であっても、勝手に忖度して解釈してくれたのか?と疑問に思うワケです。

 まあ、おそらく、「何言ってんだコイツ?」と思われて、「お前はアホか」とツッコミを入れられて終わるでしょう。

 ですので、やはり「戦後に良いところなど何一つなかった!!」と発言に関して、「この言葉は、このような文脈で捉えるのが妥当であり、文字通りに解釈して批判するお前はオカシイ!!」というコメントが出てくるのはやはりある種の忖度やら「西部翁が・・・」もしくは「表現者の○○先生がこう言っているのだから」というポジティブなバイアスがかかっているとしか思えないんですね。その証拠と言えるかわかりませんが、ニコニコ動画のコメントでは「(戦後に何一つ良いところはなかったというなら)じゃあ、なんでコイツ等生きてるの?」というコメントなんかも書き込まれていますから。

 ここで、「なんで忖度してはいけないんだ?!」と反論が出てくるかもしれませんが、その点においても私はソウルメイトさんと同意見です。

>学者とか言論人というのは、おのれが発する言葉に丁寧かつ慎重でなくてはならないし、表現の仕方にも細心の注意をはらうべきでしょうね。「俺の言うことは、時と場合によって、お前たちが忖度して適宜に解釈せよ」なんて言ったら、もはやその人は、学者でも言論人でもなく、教祖あるいは、親分というべき存在なんだと思いますよ。

 例えば、政治家が失言をした場合、わざわざその発言の前後の文脈をから意味を忖度して、「ああ、なるほど、一見失言であるように思えるが、実はこのような文脈の中で、あのような意図を持って発言したのだ」などといって免責されることはあり得ないですよね?公の場での発言には、それなりの責任が存在し、その表現には当然ながら慎重さが要求されるのです。そして、チャンネル桜の討論だって、インターネットとスカパーのチャンネルで放送されている公共性を持った討論なのであって、居酒屋談義ではないのですから、相応の慎重さが求められます。

 西部さんは、一定の配慮や「どのような意味においてその発言をしたのか?」ということについて大雑把にですが説明していましたが、やはり他の出演者にはそのような配慮や注意深さは見受けられませんでしたし、少なくとも一定の批判を受けるべき、言論人としては考えられないほどの言葉に対する無責任さ、表現の拙劣さが顕著に表れていたように思います。


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