最近、ほとんど桜の討論も観てなかったのですが、今回はなにやら西部邁さんが大暴れしていたということで、久々に観てみました。

1/3【討論!】日本の良さって何だ!?[桜H27/2/14]

 討論参加者の最初の話終わった直後に、西部さんが「佐藤健志君以外の話は全員納得できない」と言い出したことで議論が白熱するのですが、まあ、私としては西部さんがキレるのももっともだと感じました。

 今回の討論のテーマは「日本の良さって何だ?」となっていますが、最年長の西部さんが最初に
「日本ってのは自分たちのかけがえのない唯一の祖国であり、その意味において守るべきものでも、愛すべきものでもある。それは、たとえ、自分が砂漠地帯の不毛の土地に生まれついたとしても変わることはない。そのようなこととは、無関係に「日本のココが素晴らしい!!」「アレが外国とは違って良いところだ!!」などと「日本の良いところ10ヶ条」のようなものを挙げていくような連中はイカレてる。」
というようなことを話したのですが、その後のパネリストは、ひたすら「日本は歴史と伝統があって良いですよね」「日本は犯罪が少なくて良いですね」「日本は血みどろの争いの歴史がなかったから素晴らしいですね」と田舎者のお国自慢のようなものを始める始末。

 はっきり言って、コミュニケーション不全なんですよね。もちろん、討論に参加するからには、事前に何を話すか考えて準備しなければならないのは当然で、「先に西部さんがこういう発言をしたから・・・」ということで、ガラッと発言を変えることは出来ないかもしれないですが、それでも、最悪前の発言者のコメントを踏まえて発言を柔軟に調整することくらいは議論をする上で最低限のマナーであると思います。

 それが出来ないなら、勝手に独演会でもやるか、もしくは壁にでも向かって話しかけていればいい。要は、彼らには自分の意見の異なる他人の話を聴く気もないし、まして、その他者のユニークな発言に触れて、それを自分なりに咀嚼したうえで自分の考えや意見を柔軟に変化させるということが出来ない。このような、まさに自己中心的な振る舞いを示しながら、「日本人は他者を信頼して、信頼関係の上に社会システムを作り上げて-」などと平気で言ってしまえる。

 付け加えて最悪なのが、西部さんが話をしているときの彼らのヘラヘラとした態度です。西部さんが重要な話をして、大事な問題について語っているときに、結局、意見の異なる他者の話を真剣に聞き入れるつもりが毛頭ない彼らは、西部さんの話を効くのに相応しい態度も取れなければ、また言っていることを真剣に理解しようと集中することも出来ない。

 彼らに出来るのは、せいぜい、「あー、なんかおかしな意見を述べてるな」と思いながら、同時に有効な反論も出来ないままに、ヘラヘラと聞き流すが、わかったふりをして的の外れた質問や反論をすることくらいしか出来ない。

 一事が万事とも言うが、結局彼らのヘラヘラした不真面目さが、彼らの発言の軽さや、底の浅さと言ったものとどこかで結びついているのではないかと思いました。




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