【様々なグリップで背中を鍛える①】 | 糸井トレーナーの主にボディビルなブログ

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ボディビルなどのコンテストへ向けてのトレーニング内容や減量メニューなどを公開しています。また普段の活動内容の日記です。


 

背中を鍛えるとしたら、皆さんはどれだけ
のバリエーションをお持ちでしょうか?

 

 

 

ラットプルダウン一つをとっても、

 

 


・手前に引くのか後方に引くのか

 

 


・幅は広いのか狭いのか

 

 


・上から握るか下から握るか

 

 

 


などなど。

 

 

 

やろうと思ったら、同じマシンでも組み
合わせ次第では、結構トレーニングの
幅が広がります。

 

 

 

ですから、いつも同じグリップで同じ
角度などで行っていると、刺激に慣れが
生じてしまい、効果が停滞するおそれが
出てきます。

 

 

 

それにいつも同じやり方では、やっていて
も楽しくないですからね(汗)

 

 

 

そして今回、グリップをどの幅でどう握る
かなどで筋肉に対する刺激が変わっていく
のかを紹介していきます。

 

 

 

さて、その前に背中のトレーニングで
関与する筋肉の作用について簡単に
説明します。

 

 

 

 

広背筋


・肩関節の内転(肘を内側に寄せる)
・肩関節の内旋(腕を親指側に巻く)
・肩関節の伸展(腕を後ろに引く)

 

 

 

僧帽筋(上部線維)


・肩甲骨の挙上(肩をすくめる)
・肩甲骨の内転(肩を後方に寄せる)
・肩甲骨の上方回旋(バンザイの動作)

 

 

 

僧帽筋(中部線維)


・肩甲骨の内転(肩を後方に寄せる)

 

 

 

僧帽筋(下部線維)


・肩甲骨の内転(肩を後方に寄せる)
・肩甲骨の下制(肩を下に降ろす)
・肩甲骨の下方回旋(バンザイから下げる)

 

 

 

大菱形筋


・肩甲骨の内転(肩を後方に寄せる)
・肩甲骨の下制(肩を下に降ろす)

 

 

 

小菱形筋


・肩甲骨の内転(肩を後方に寄せる)
・肩甲骨の挙上(肩をすくめる)
・肩甲骨の下方回旋(バンザイから下げる)

 

 

 

大円筋


・肩関節の伸展(腕を後ろに引く)
・肩関節の内転(肘を内側に寄せる)
・肩関節の内旋(腕を親指側に巻く)

 

 

 

といった感じです。

 

 

 

こうやって見てみると、作用が被っている
筋肉って多いですよね。ですから、余計に
「今はここを刺激している」というような
意識性が重要になってきます。

 

 

 

マシンに筋肉のイラストが添付されている
タイプも多いですから、実際に動かす前に
それと照らし合わせながら行うと、意外と
楽しいかもしれませんよ~

 

 

 

参考文献:「肉単(ニクタン)」