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実は最近、新美南吉作品を読んでいます。

こちらで紹介していない・読書メーターにも登録していない理由は、携帯で読んでいるから。


先月末に携帯の機種をiPhoneに変更しまして、iPhoneだと著作権の消滅した作品・「自由に読んでもらってかまわない」とされている作品が自由に読める「青空文庫」が手軽に読めるので、そこでいろいろな文学作品をダウンロードして、移動のちょこっとした時間などにちまちまと読み進めています。

その中でも特に新美南吉作品は子供向けで短時間で読める上、あたたかいお話が多いのでまとめてダウンロードして、全作品読破を目指しています。


手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)/新美 南吉

¥1,470 Amazon.co.jp



今はそんなふうに便利に本が読めたりしますが、やはり紙媒体には敵いません。

わたしが大好きな『手ぶくろを買いに』。
黒井健さんのイラストがなんとも言えずやさしい雰囲気で、新美南吉の描く世界に更に深みを加えてくれています。
ちょっと人恋しい夜などに読むと、とてもあたたかい気持ちになれます。


同じ新美南吉+黒井健で『ごんぎつね』もあります。
こちらは教科書で読んで涙したものでしたが、イラストに惹かれて入手。

辛い話ですが、何を言わんとしているかは明白なお話なので、たまに読み返してはしみじみします。

大人になってから姪にせがまれて読んだ『マッチ売りの少女』は「あれっ? なんかこの話、ひどくない? なんでこの子はこんなに苦労したあげくに死んじゃうの?」などと思い、泣いてしまいました(笑)。
おそらく『フランダースの犬』同様、「神の元に召されることは幸福」というようなキリスト教的な思想による結末なのではないかと思うのですが、わたしとしてはさんざん苦労した、罪なき人が泣いてくれる人もないままに死んでしまうというのがどうにもこうにも。


スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)/大塚 勇三

¥1,365 Amazon.co.jp


そしてまた動物もの、そして泣ける話。
おかしいな……ハッピーエンド至上主義なはずなのに(笑)。

子供の頃に読んで強烈に頭に残っているものって、こういうものかも知れません。



そして、本ではなくて朗読CD……す、すみません。

朗読 浜田広介 名作選集~「泣いた赤おに」「むく鳥のゆめ」「りゅうの目のなみだ」~/朗読

¥2,500 Amazon.co.jp


大好きな声優・中井和哉さんが朗読する「泣いた赤おに」に、話は知っていたつもりのわたしも泣きました……。
とてもやさしい言葉で綴られていることにもビックリしたのですが、青おにの友情に感動の嵐でした。