いまエンリージョンでは毎朝フィロソフィの一項目に対しメンバーが順番に体験発表をしています。


今朝は私の番で自分自身整理され腹にも落ちたので、自戒も込めて以下、備忘録。



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51.「自らの道は自ら切りひらく」

2017.5.25 江口勝彦


「うまくいっていない会社には、独立自尊の精神を持たない、つまり、自分の食い扶持も稼げないような、会社に依存した社員が大勢いるのではないかと思います。自分の食い扶持は自分で稼ぐ、それどころか、会社に上納金を納めてくれるというような社員が大勢いる会社は、必ずうまくいっているはずです。」


塾長のこの文章ハッとさせられました。私のビジネス経験で好業績チームはリクルートに入社したての頃、高岡さんがGMの新潟HR時代です。20数か所ある拠点の中でTOPの金賞を取り続けていました。当時のメンバーを思い出すとキャラが濃く、勝手な人ばかりでしたが、業績には一人一人がコミットしていたし、仲良しこよしでは全くありませんが、良い意味で緊張感がある。そして高岡さんの期待に受注で応えたい。そんなチームだったと思います。結果として当時のメンバーで経営者は私を入れ5名輩出しています。私が上越を専任担当だった時も、高速代、レンタカー代、宿泊代、いくら稼げば自分自身ペイするのか、貢献できるのか非常に考えてアポを詰め込んでいました。未達が普通になると許されたように感じてしまいます。好業績チームに所属すると、未達は許されないのです。だから好循環が続く。馴れ合いではなく、良い競争状態が続くのです。


また「独立自尊に関してかの福沢諭吉のこんな言葉を発見し非常に腹落ちしました。


「独立の気力なきものは必ず人に依頼し、人に依頼するものは必ず人を恐れる。人を恐れる者は、必ず人に諛(へつら)うものなり。常に人を恐れ、人に諛う者はしだいにこれになれ、その面の皮、鉄のごとくなりて、恥ずべきを恥じず、論ずべきを論ぜず、人をさえみればただ腰を屈するのみ」


 そうか、私はエンリージョンを独立自尊の精神の集団にしたいのだと。

誰に(私にも、メンバーにも、顧客にも、候補者にも)恐れることなく、へつらうことなく、論ずべきを論じる。独立自尊だからこそ、対等に論じる。そんな集まりにしたい。メンバーが一個人として、いつだって世の中から引く手あまたな人材として常に市場価値を高めているが、こんなに志高く、共感できる仲間と一緒に仕事ができるならここで自分の力を最大限発揮してみよう。だからこそ、私も真剣勝負でその対価も考ぬ。エンリージョンを素晴らしい社会の器にし続けるためにメンバーの入り口、出口にもド真剣です。


塾長は最後に、「もし、全従業員が経営者と同じ意識を持つようになれば、これ以上強い会社はありません。このために私は、従業員と対話を繰り返し、みんなの心を高めるよう、常に心血を注いできたつもりです。」締めくくっています。


まさにメンバーと対話を繰り返し、みんなの心を高めることに心血を注ぐ。このフィロソフィ―も全員参加にこだわってやり続けていることもそうですし、各拠点に行って面談やコンパの機会もそうです。人数が増えれば増えるほど一人当たりの対話が当たり前に少なくなります。だからこそ、心血を注ぐほどにやり抜いていきたいです。