スタッフから報告があった通り、昨日「だから俺達は、朝を待っていた」の公開が無期延期になりました。
みんなからのコメントや手紙で、みんなが本当に楽しみにしていたことを知っていたから、非常に残念だし、申し訳ないです。
俺もライブで結構エピソードを話して期待させてきたしね。
本当にごめん。
なにより…悔しいな。
それは自分の初の単独主演映画だったからとか、そういうことではない。
映画の制作スタッフやキャスト、その他にも多くの人たちの力を借りて作った作品。
地下に潜り、ホコリまみれになり、男ばかりの現場で時に楽しく、時に身を削るような想いでつくった作品。
それがすべてなかったことになってしまった…。
事件のことをとやかく言うつもりはない。
言った所で何が変わるわけでもないしね。
でも…俺は信じてた。
絶対にそんなことあるはずがない、なにかの間違いだと。
だけど、現実はそんなに甘くなかった。
自分がいくら想っても、どんなに信じても、事態は悪くなるばかりだった…。
信じるだけじゃだめなんだな。
個人の甘えた嘘や考えがみんなの気持ちを裏切ることになる。
「俺は…自分は大丈夫?」
って深く考えたよ。
生きてる限り何が起こるかわからない。
自分では予測できない事態に巻き込まれることもある…。
でも自分に甘く、過保護にすることは、この芸能界だけではなく、どこの世界でもプラスにならない事だと思う。
でもそんな強い奴はなかなかいない。
俺もそう。
だから頭の中にいつもこう刻んでいる。
「誰もひとりじゃない、ひとりじゃ生きられない」
俺はみんなを裏切らない。
こんなに応援してくれるみんなを裏切れない。
…だから
これからもよろしくお願いします。
加藤 和樹