勉強には、「ジャストインケース学習」と「ジャストインタイム学習」という2つの学習法があります。
「ジャストインケース学習」とは、「もしもの場合に備えて学ぶ」という意味です。
「いつか使うかもしれない」と思って、様々な知識や資格を得ようとする学習法です。
しかし、実際に使わない知識や資格だったとしたら、多くの時間やお金を無駄に費やしてしまう事になります。
それに、いつどんな事が起こるか分からないので、学んでも学んでもキリがありません。
しかも、移り変わりの速い昨今では、「いつか役に立つかもしれない」と思って学んだものが、次の日には全く使えなくなってしまう事だってあります。
なので、ジャストインケース学習は、非常にリスクが高い学習法だと言えます。
「ジャストインタイム学習」とは、「必要な時に必要な事を学ぶ」という意味です。
今の自分に必要な事を学べば良いので、すぐに使う事ができ、無駄な時間やお金を費やさずに済みます。
学ぶ目的が明確でハッキリしているので、非常に効率的ですし、「学んだ」という実感を得る事もできます。
「勉強しなければ」という強迫観念に駆られる事もなく、今必要な最小限の学びだけできれば良いのです。
特に、情報過多で移り変わりの速い昨今では、このような学習法が重要になってきます。
「気が向いている時にやってしまおう」というのは、このジャストインタイム学習とも関係しています。
気が向いている時というのは、あなたにとって必要な時と捉える事もできるので、効率的に学習する事ができるのです。
知識というものは、得るためにあるのではなく、使うためにあります。
あなたが今勉強している事は、すぐにでも役に立ちますか?
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