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     家庭のパソコン医学 第100号:2007/2/18 発刊

    発行部数:3,019部
       まぐまぐ:936部、メルマ:255部、
       メルマガ天国:243部、カプライト:1087部、
       E-Magazine:261部、メロンパン:237部

 http://www.sandfin.com/magazine/katei-pasokonigaku.html

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▼このメルマガは、
 自分が実際に経験したパソコンのトラブルについて、
 その内容、解決法、予防法のほかにパソコンの基礎知識・用語等の
 紹介と説明をしていきます。
 多少作者の偏見も入っているかもしれません。
 ご了承の上、お読みください。
 注※対象はWindowsのみです。Macユーザーさんごめんなさい。
 (*- -)(*_ _)ペコリ


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 ▼ もくじ
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〆 しむくのトラブル事件簿

〆 今週のパソコン用語
   本文の中で注釈(※~)が付いている用語の説明

〆 お知らせ

〆 編集後記

バックナンバーはこちら
http://www.sandfin.com/magazine/katei-pasokonigaku.html#backnumber




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 〆 しむくのトラブル事件簿
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 こんにちは、しむくです。ついに100号達成です。ちょっとだけ達成感
に浸ってます。特に100号発刊することが目標だったわけではないのです
が、正直ここまで続けられるとは全く思っていませんでした。これもこ
のメルマガを読んでくれる読者のみなさんのお陰です。厚く御礼申し上
げます。

 特にこの先も「大目標」を掲げて続けていこうとは思っていません。
少しでも、ちょっとしたことでも、何か「お!これは!」と思える参考
になることを書ければいいなと思っています。創刊した頃と比べてだい
ぶ生活が変わりました。発行のペースも内容の勢いも落ちているなと感
じていますが、それでも特に焦ったり、変に気落ちしたりすることなく
流れのままに続けていきたいと思います。

 さて、今号の内容は先週たまたま起きた(会社の)自分のパソコンの
トラブル発生から解決を簡単にレポートしたいと思います。残念ながら
すごいトラブルではありませんので、期待しないでください(笑)でも、
よくあることですので、何か参考になるのではないかと思います。


OS:Windows2000
スペック:会社のマシンですので、細かくわかりませんが、だいぶ古い
     タイプのDELLマシンでメモリは512MBです。
症状:作業中に突然画面が歪み、ぐちゃぐちゃになった後、突然再起動
   するものの、正常に起動しない。

 上記の症状にもありますが、作業中に突然強制的に再起動になってし
まった、というものです。再起動後、「DELL」のマークの画面は表示さ
れる(つまりBIOS(※1)は正常に動いている)のですが、それ以降Wind
owsが起動しませんでした。

 一応2,3分そのまま待ってみましたが、やはりWindowsは起動しませ
んでした。ここで仕方がないので、まず電源を落としました。その後す
ぐにスイッチを入れ、今度は正常にWindowsが起動しました。

 作業というのはデフラグ(※2)でしたので、デフラグを続行しました。
しばらくすると、エラーが発生してデフラグが強制終了させられました。
エラーの内容は、「致命的なエラーを発見しました。CHKDSK /R で修復
してください。」というものでした。

 さて、ここで見慣れないワードが出てきています。もうおわかりだと
思いますが、「CHKDSK /R」です。これは何を指すかと言いますと、これ
も口酸っぱく言っているメンテナンスの1つ「チェックディスク」です。

 チェックディスクのやり方については、第2号で紹介していますが、
コマンドプロンプト(※3)からでも実行することができます。
「CHKDSK /R」とは、コマンドプロンプトから入力するコマンドのことで
す。

 コマンドプロンプトからチェックディスクを実行する方法については
第70でご紹介していますが、「C:\WINDOWS\system32\chkdsk.exe と入力
してENTERキー」と書いてありますが、「chkdsk と入力してENTERキー」
でも実行することができます。以下は自宅のパソコン(WindowsXP)でコ
マンドプロンプトでチェックディスクを行った例です。

----------------------------------------------------------------
C:\Documents and Settings\shin>chkdsk
ファイル システムの種類は NTFS です。

警告: /F パラメータが指定されていません
CHKDSK を読み取り専用モードで実行します。

CHKDSK はファイルを検査しています (ステージ 1/3)...
ファイルの検査を完了しました。
CHKDSK はインデックスを検査しています (ステージ 2/3)...
インデックスの検査を完了しました。
CHKDSK は破損ファイルを回復しています。
CHKDSK はセキュリティ記述子を検査しています (ステージ 3/3)...
セキュリティ記述子の検査を完了しました。
CHKDSK はマスタ ファイル テーブル (MFT) ビットマップに割り当て済
みとしてマークされている空き領域を検出しました。
CHKDSK はボリューム ビットマップに割り当て済みとしてマークされて
いる空き領域を検出しました。
ファイル システムに問題が見つかりました。
CHKDSK を /F オプションを使って実行して、問題を修正してください。

39062015 KB : 全ディスク領域
14646984 KB : 87519 個のファイル
31292 KB : 6288 個のインデックス
0 KB : 不良セクタ
100243 KB : システムで使用中
4096 KB : ログ ファイルが使用
24283496 KB : 使用可能領域

4096 バイト : アロケーション ユニット サイズ
9765503 個 : 全アロケーション ユニット
6070874 個 : 利用可能アロケーション ユニット
----------------------------------------------------------------

 では、「/R」は何?と思われると思いますが、これはオプションにな
ります。「/R」は「不良セクタ(※4)を見つけ,読み取り可能な情報へ
回復する。/F(ディスクのエラーを修復する)と同義で」という付加機
能です。

 「/R」オプションをつけて実行した場合、再起動しないと作業ができ
ませんので注意してください。

 さて、チェックディスクからだいぶ話が逸れてしまいましたので戻し
ます。「CHKDSK /R」のチェックディスクを行って、不調の原因になって
いたファイルも見つけて修正できました。チェックディスクを行ってか
らは、今のところ特に不具合は出てませんので、めでたしめでたしと言
ったところです。

 会社で使っている自分のパソコンは、使い始め当初からハードディス
クに物理的欠陥(不良セクタのことです。今週のパソコン用語を参照し
てください)があることを知っていたので、それほど慌てることはあり
ませんでした。もちろん、バックアップ(※5)を毎日取っているからで
すが。

 不良セクタは、治ることのないガン細胞のようなものです。これが少
しでもある場合、データ管理には注意する必要性があります。そのハー
ドディスクは、いつ壊れてもおかしくない状態だからです。(少々大げ
さかもしれませんが)

 不良セクタがあるかどうかは、「チェックディスク」で調べることが
できます。コマンドプロンプトでチェックディスクを行った例は上記に
ありますが、自宅のパソコンは0 KB、つまり不良セクタはないというこ
とで安心しました。

 最後に不良セクタについて補足ですが、不良セクタは突然生まれるも
のです。その場所がたまたまあるファイルがあった場所だったりすると、
そのファイルは壊れてしまいます。そのファイルがデータファイルであ
れば参照することが不可能になりますし、アプリケーションのライブラ
リ(※6)のようなファイルの場合は、それに関わるアプリケーションが
動かなくなったりします。



参考:
第2号【メンテナンス】(2004/11/27 発刊)
http://ameblo.jp/katei-pc-igaku/entry-10003803187.html

第70号【コマンドプロンプト】(2006/5/7 発刊)
http://ameblo.jp/katei-pc-igaku/entry-10016018979.html

Windowsコマンド集
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NT/WinKeyWord/20040805/1/chkdsk.shtml




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 〆 今週のパソコン用語
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【※1 BIOS(バイオス)】

 コンピュータに接続されたディスクドライブ、キーボード、ビデオカ
ードなどの周辺機器を制御するプログラム群。これらの機器に対する基
本的な入出力手段をOSやアプリケーションソフトに対して提供すること
からこう呼ばれる。パソコンではマザーボード上に装着されたフラッシ
ュメモリなどの不揮発メモリに記録されており、最新の内容に更新する
ことが可能となっている。


【※2 デフラグ(defrag)】

 記憶装置内のファイルを先頭から再配置し、空き領域の断片化を解消
すること。また、デフラグを行なうユーティリティソフト。「デフラグ
メンテーション」(defragmentation)の短縮語。

 デフラグは、ディスク内のファイルを先頭から再配置し、ファイルの
分割状態を解消して、連続した空き領域増やす。以前から独立したアプ
リケーションソフトとして市販されていたが、最近ではOS本体の機能と
して最初から付属している場合が多い。


【※3 コマンドプロンプト(プロンプト)】

 MS-DOSやUNIX系OSなど、キーボードから文字で命令を入力して操作を
行なうキャラクタユーザインターフェース(CUI)において、システムが命
令入力を受け付けられる状態にあることを示すために表示される記号。
ユーザはこれに続けてコンピュータへの指示を入力し、改行キーなどで
決定する。転じて、キャラクタベースのCUI操作画面やウインドウそのも
ののことを指す場合もある。


【※4 不良セクタ(bad sector)】

 ディスクの物理的な損傷により、データを記録できなくなってしまっ
たセクタのこと。損傷が発見されたセクタはOSによって場所を記録され、
検出以降はアクセスされなくなる。不良セクタに元々存在していたデー
タは失われる。

 不良セクタのあるディスクをフォーマットすると不良セクタもろとも
フォーマットされるが、物理的な損傷があるため再度不良セクタとして
チェックされ、使用可能な状態には戻らない。


【※5 バックアップ(backup)】

 データの写しを取って保存すること。コンピュータに保存されたデー
タやプログラムを、破損やコンピュータウイルス感染などの事態に備え、
別の記憶媒体に保存すること。保存されたデータのことをバックアップ
と呼ぶ場合もある。


【※6 ライブラリ(library)】

 ある特定の機能を持ったプログラムを、他のプログラムから利用でき
るように部品化し、複数のプログラム部品を一つのファイルにまとめた
もの。ライブラリ自体は単独で実行することはできず、他のプログラム
の一部として動作する。


『IT用語辞典e-Words』より
http://e-words.jp/




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 〆 編集後記
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来週はまた溜まっているシツモンを少しでも返そうと思っていますので、
休刊させていただきたいと思います。
次回は3/4の予定です。もう3月ですね。異常な暖冬ということですが、
桜にどんな影響がでるのか心配です。
ただ早く咲くだけ、と言ってしまえばそれまでですが、それはそれで寂
しい感じがします。四季はなくなってほしくないものです。


ご声援、叱咤、激励のメールお待ちしております。
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『家庭のパソコン医学』
発行責任者:しむく shinmk2@gmail.com

プロフィール:
夜間大学に通いながらプログラマーとして社会人の世界に入る(大学2
年から)。サラリーマンが嫌になり、大学4年の時に辞め就職活動もせ
ずバンドを始める。バンドが趣味の域を越えなかったため、勤めている
ベンチャー企業の仕事の方に力を入れ始める。
この頃からパソコン内科医として活躍w
情報システム部、総務、財務を兼任することになり今に至る。
現在、行政書士受験生として法律の勉強に励んでいる。

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私的ブログ『読心書』:http://blog.goo.ne.jp/dokushinsyo/

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ません。

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