̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ▼ メンテナンスPart2
________________________________

前回説明しました『チェックディスク』やってみましたか?
まだの方は是非やってみてくださいね。
今回は、もう1つの『デフラグ』の仕方について説明します。



【 デフラグの仕方 】

『デフラグ』は『最適化』とも言われます。
前回、『デフラグ』は整理整頓のようなもの、と説明しましたが、『最
適化』と呼ばれることからもそのイメージはわかってもらえると思いま
す。
『デフラグ』のやり方もいたって簡単です。
先週『チェックディスク』をやってみた人の中には、もう『デフラグ』
の仕方に気付いた人もいるのではないでしょうか。
チェックディスクと同じでやり方はとても簡単です。
是非、今日と明日でやってみてくださいね。


《 Windows2000,XPの場合 》
マイコンピュータのアイコン

   ↓ ダブルクリック

マイコンピュータの中の画面

   ↓ ローカルディスク(C:)を
   ↓ 右クリック→メニューの『プロパティ』をクリック

ローカルディスク(C:)のプロパティの画面

   ↓ 『ツール』タブをクリック

ローカルディスク(C:)のプロパティのツール画面

   ↓ 最適化の『最適化する』ボタンをクリック

ディスク デフラグ ツール画面

   ↓ 『最適化』ボタンを押す
   ↓ (複数ドライブがある場合、最適化したいドライブを選ぶ)
   ↓ (通常は、Cドライブ)

『デフラグ』がスタート



《 Windows98の場合 》

『スタート』ボタンをクリック

   ↓ [プログラム]
   ↓   |
   ↓ [アクセサリ]
   ↓   |
   ↓ [システムツール]
   ↓   |
   ↓ [デフラグ]の順に選択

ドライブの選択画面

   ↓最適化(デフラグ)したいドライブを選択します
   ↓(通常はCドライブ)
   ↓
   ↓『OK』ボタンをクリック

『デフラグ』がスタート



『デフラグ』がスタートすると、画面に色グラフのようなものが表れま
す。これが現在のハードディスクの状態を示しています。
緑色のもの、青色のものは気にする必要はありませんが、何割か赤色の
部分が表れると思います。
(WindowsXP,2000のみ。98は『詳細表示』ボタンをクリックするとデフ
ラグの処理状況を見ることができます。)

これは断片化されたデータ(ゴミみたいなデータ)(※1)でそれ自体有害
なものではないのですが、放っておいてこれが増えた場合、パソコンの
調子が悪くなる原因になります。
『デフラグ』は、作業が完了した際に処理前の状況と処理後の状況の両
方見れるようになってますので、処理が完了した時に赤い部分がなくな
っている、または減っているのがわかるはずです。

私が会社で管理していた中で最高にひどい状態だったのは、全体の3分
の1が真っ赤になっていました(苦笑)
さすがに笑うしかありませんでした。パソコンが調子悪い…って言われ
て見てみたのですが、そりゃ調子悪くならない方がおかしいくらいの状
態です。

そのマシンを使っていた人は、WebデザイナーでよくAdobeのPhotoShop
やIllustratorを作業で使っている人でした。
やはりデザイン系の画像・動画編集系のソフトを使うとこの『ゴミ』が
たくさん出やすいようです。
私はプログラムの作業で、主にエディターくらいしか使ってなかったの
で、どんなに『デフラグ』してなくてもそこまで真っ赤にはなりません
でした。
パソコンの使い方によってもその『ゴミ』の出方はだいぶ違いますので、
それも十分注意してメンテナンスするといいと思います。



【 +αのメンテナンス 】

前回と今回で『メンテナンス』についてお話しましたが、オススメした
いメンテナンス機能をもったソフトを紹介したいと思います。

Norton SystemWorks
http://www.symantec.com/region/jp/products/nsw/

知っている方も多いと思いますが、『Norton AntiVirus』のNortonのソ
フトです。
AntiVirusの他に3つの主な機能がついていますが、今回のメンテナンス
と関係あるのが『Norton Utilities』です。
これは『チェックディスク』、『デフラグ』の強化版と考えてください。
チェックディスクとデフラグではできないレジストリ(※2)のチェック
もしてくれるので優秀です。
機能はたくさんあるのですが、操作は「ワンボタン検査」スキャンとい
うので簡単に実行できます。
実はぼくも100%機能を使いきれてなかったりしますが…(笑)

※注意!!!※
会社でも使っているのですが、このソフトをインストールしたことによ
って処理スピードが遅くなった、というような不満を感じる方がいます。
ぼくの会社で使用しているパソコンは5年前のもの古く、スペック(※3)
も低いのですが、そのような不快は特に感じていません。
しかしながら、Nortonというソフトは機能・容量が多く、インストール
する前と比べ処理スピードが全体的に遅くなるということは十分考えら
れます。
ですので、この辺りは好みの問題もありますので自己責任で導入の検討
をお願いします。
Nortonを使用しないとしても、アンチウィルスソフト(※4)は何か導入
することを強くお勧めします。
ウィルスの被害は、ものによってはとても甚大な被害が出ます。


次回はチェックディスク、デフラグ同様にとても重要なメンテナンスで
ある『Windows Update』の説明をしたいと思います。

※注 『Windows Update』はWindowsXPと2000にしかない機能で98やMe
   にはありません。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ▼ 今週のパソコン用語
________________________________

【※1 断片化されたデータ 】

断片化とは、ファイルがぶつ切りになって、HDD内のあちこちに散ら
ばって保存された状態のことを言います。
つまり、いっしょにあるべきはずの頭と胴体がバラバラに保存されてる
という感じです。(ファイルが壊れてるわけではありません。)
放っておくとどんどん断片化が進み、処理速度が極端に遅くなってしま
います。


【※2 レジストリ 】

Windows系OSにおいて、システムやアプリケーションソフトの設定データ
が記録されているデータベース。
通常はプログラムが自動的にデータの記録や更新、削除などを行なうが、
ユーザが直接編集することもできる。ただし、誤った変更をするとシス
テムが起動しなくなったりアプリケーションが削除できなくなったりす
る恐れがあるため、上級者以外は手をつけない方が良いとされている。


【※3 スペック 】
パソコンの性能を評価する指標。
主にCPUやメモリの性能をさす。
(CPUとは、コンピュータの中で、各装置の制御やデータの計算・加工を
行なう中枢部分。人間で言うところの脳。)


【※4 アンチウィルスソフト 】
コンピュータウイルスを除去するソフトウェア。
ウイルスに感染したファイルを修復し、コンピュータを感染前の状態に
回復するアプリケーションソフトのこと。
「ワクチンソフト」「アンチウイルスソフト」などとも呼ばれる。


『IT用語辞典e-Words』より
 http://e-words.jp/

↑↑パソコンの専門用語って難しいですよね。
この関係の仕事をしてても、いまだにわからないものもたくさんありま
す…(汗)
そんな時に使っているのがこのサイト!!
使い方も簡単で分野別、さくいんから調べることができます。
わからない用語があったら引いてみよ~。