刀を実際に使用する人間に取っては、柄が自分の手に合うか合わないかで使い心地は全然変わってしまいます。
時々、柄糸の巻き直しで柄の太さを変えて欲しいと言う依頼が来る事が有ります。
勿論、使う糸の太さで少しは太さを変える事は出来ますが、そんなに大きくは、変えるのは無理です。
この太さでは、安心して使えないと思われる場合は、縁頭の金具を変えて、柄を作り直すのが良いと思います。
柄の太さは、一番は、使用する金具によって大きく変わる事に成ります。
特に、縁頭が細い時代の金具で太い柄を作ると、かなり無理が有って変な形に出来上がります。
勿論、刀身の身幅でも変わるのですが、太めの柄にしたいなら、太めの縁頭を、細めの柄にしたいなら、細目の縁頭を選ぶのが基本と思います。
もし、可能なら、以前に使っていた柄等が有って見本に借りれるなら、柄の太さは、かなり理想に近づくと思います。
写真で見て頂くと一目瞭然ですが、縁金のサイズでこんなにも、柄の太さは、変わる物です。
昭和の初期から、終わり頃まで、活発な創作活動を続けられた刀匠さんです。
奉納刀と言った感じの立派な体配に、美しい刀身が力強く表現された一振りです。
是非、一家の守護刀としてお持ちいただければと思います。
【美しく・迫力満点の現代刀】「備中国笠岡住人竹下祐光 」 77cm 、鑑賞に・拵を付け高級居合刀として!!!