HPやメルマガでもお話ししておりましたが、8月の終わりから9月初旬、スイス・ムルトンで開催されたやきものマーケット、ケラミックパノラマに参加し、その後ヨーロッパを旅しておりました。

その間、お客様にはご迷惑をおかけしましたが、いろんな体験をして無事帰って参りました。

器のことはもちろん、食、町並み、楽しい体験をレポートしたいと思います。
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ヨーロッパの旅2012 ムルトン ケラミックパノラマ

さて、いよいよイベント当日です。

朝、起きると…さ、さむい。

そして、しとしと雨音が…。

またかよ!!!

前も、オランダでのイベントの時、「ベストシーズンだよ」って言われたのにもかかわらず、
まさかの気温10度台!

そして強風が吹き荒れるなか浴衣姿で登場し、現地の人たちを唖然とさせたのでありました。

今回は、万全を期し厚手の服も持参。良かったー。j

雨のそぼ降る中、器と酒をスーツケースに入れヨチヨチと会場に向かいました。

こうして、見知らぬ土地で、大荷物で右往左往していると、若い時にNOVAの英語の先生に夢を聞かれ
「日本の器を世界に紹介したい!」
と豪語したのを思い出します。
先生には、
「靴をすり減らし、街中を歩き回る覚悟があれば道は開けるかもね」
と言われちゃったんですけどね。
もしかしたら、その入口に立てたのかも、、、なんて感慨にひたりつつ会場に到着。

降り止まぬ雨の中、一人で何とか準備をしているとあっという間に9時。。。
そして、文房具が見つからず、うしろを向いてゴソゴソしていると

人の話し声が、、、

振り返ってみると、何人かの方がかたくち屋のうつわをご覧になっていました!

皆さん、とても繊細で美しいと口々におっしゃっていただけて、楽しいやら嬉しいやら
大忙し!

以前ささま国際陶芸展のボランティアをした時、スイスの人たちって私好みの佇まいの美しい作品多いなって思っていたのですが、現地の人にも受け入れられて本当嬉しかったです。

ちょっと落ち着いたところで私のブースを一枚。

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荷物が限られてるので凝ったことはできなかったけど、ここは作品頼み!

今回は、酒器ばかりではなく現地の方も使われるミルクピッチャーも持参しました。
写真は、新たに取り扱わせていただくことになった松本かおるさんのミルクピッチャー。
いじらしいほど可愛らしい取っ手!
これには、現地の男の子からおばあさんまでキュンっとしていました!
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その後も、足場の悪い中、色んなお客様がいらっしゃり、お話することができ、
寒さに震えながらも楽しい体験をすることができました。

面白かったのは、お酒文化のない彼らは、盃をみて寿司の時の醤油皿?って聞いてくるのです。
そして、お酒の試飲の時には、片口からそのまま飲むのかと思い、そんなに飲めないよー。
っと言ったり…。
もう、まさに、そっから???って感じ。
お酒を注ぐときも、ついつい相手が盃を持つまで待ってしまう私と注がれるまで盃を持たない彼ら…。
あ、、、そっかそっかと変な間ができてしまいます。
また、こちらはこちらで、ご夫婦で来られたお客様を接客している時
お酒に興味津々の旦那さまをついつい優先し、先に注いでしまっていたら、
奥さんの機嫌が悪くなってしまったり。
そう、ここはレディファーストの文化に合わせなければいけなかったのです!
ほんと、文化の違いは面白いですね!

ご購入いただいたお客様の何人かが、記念写真のリクエストに答えてくれました!
みんな素敵な笑顔!
どんな風に使ってもらえるのかな?

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次は、現地の作家さんの作品を少しご紹介♫