I AM SAM:アイ アム サム
「アイ アム サム」はいい映画でした。
一見ダコタ・ファニングのプロモーションビデオっぽいですが、
全体的に素敵な内容だったと僕は思います。
ショーン・ペン、ダコタ・ファニング、ミッシェル・ファイファーの演技力がすげえ!
僕の好きなシーンは、
ルーシーがサムの家と養父母の家を行き来するところと、
リタがサムの家に押しかけて紙の壁をぶっ壊すところ。
「障害者の親が健常者の子を育てて行けるのか??」
という問いかけがこの作品の核となるわけですが、
ラストのシーンでは
「皆で力を合わせて育てていく」的なメッセージが込められていて感動しました。
いい作品なのですが、ひとつ疑問が。
それは、7歳児程度の知能しかないサムはどうして子供をつくることができたのか?ということ。
これは、タブーかもしれないですし、
そもそもこんなこと言ってたら
物語自体成立しなくなるかもしれないのですが、
ここだけ引っかかりました。
内容は最高です!!!
よって星は9つです。
★★★★★★★★★☆
The Phantom Of The Opera:オペラ座の怪人
僕はけっこうミュージカル系の作品が好きなので
「オペラ座の怪人
」は楽しめました。
映像も演出も凝っていて、本物の舞台をナマで見ているかのような迫力。
でもひとつ気になることが、、、。
ジェラード・バトラーの歌唱力です。
下手じゃないけど上手くはなかった。
彼はSPEEDというバンドのボーカルをつとめていたということもあり、
ファントム役に選ばれたそうな。
確かに今人気急上昇で
次期ジェームズボンド役の最有力候補となっている彼ジェリーですが、
あの歌唱力はどうでしょう。
とらえ方を変えると、
ほかの出演者の歌唱力がありすぎたということになるのでしょうが、
なんだかなー。
演技力はあるんですけどね。
そこだけが引っかかったので、星は7つです。
★★★★★★★☆☆☆
Love Actually:ラブ アクチュアリー
第1回目は、「ラブ アクチュアリー
」です。
数日前にレンタルしたので、まずはこれから。
個性豊かな9つのカップルの物語が、並行して展開していきます。
しかも、それぞれが微妙に絡んでいるという、ちょっと凝った映画。
でも、僕はあまり感動しませんでした。泣けるというより笑えた。
まず、冒頭のヒースロー空港で人々が抱き合うシーンはよかったと思います。
「悲観的な気分になると僕はヒースロー空港の到着ゲートを思い描く。
みんな世界は憎しみと欲だけだと言うが、僕はそうは思わない。
愛にあふれていると思う。
愛は目立たないしニュースにもならないが、いつでもそこにある。親子の間、夫婦の間、恋人たちの間、友達の間に。
ツインタワーに飛行機が飛び込んだときでさえ死にゆく人々が残したメッセージは憎しみも恨みもなく愛に満ちていた。
わざわざ探さなくても実は至る所に愛はある。
そう、どこにでも。」
ってなセリフも理解できた。
でも、全体的に安っぽい映画でした。
それは登場人物が多すぎて、1つのカップルに費やす時間が短く、
ふつーの展開で終わったからだと思う。
これなら、1つのカップルのストーリーの映画を9本作ったほうがよかった。
そうすれば、
ダンナが不倫しかけた夫婦・大統領と秘書など、
もっと内容の濃い物語ができたのではないでしょうか。
僕はイギリス映画やイギリス人の俳優が好きなので、
イギリスフリークの人間にとってはうれしい作品ですが、
せっかくいい俳優たちが出ているので、
もっと彼ら彼女らのよさがでる作品にしてほしかったと思います。
コリン・ファースがビショ濡れになるのはきっと
「ブリジットジョーンズの日記2」のパロディですね。
あ、BLUEのシーン(といっても、BLUEはボード出演)や
ヒュー・グラントのダンスシーンは笑えましたよ。
ということで今回は星は5つです。
★★★★★☆☆☆☆☆