NOTTING HILL:ノッティングヒルの恋人
「ノッティングヒルの恋人」は、
ハリウッドの大女優と
ロンドンの庶民的な地区ノッティングヒルに住むトラベルブックの店主が
恋におちるというロマンティックな映画です。
この映画、僕は好きです。
まあ実際には、サントラが好きなんですが。
内容は「プリティーウーマン」のようなものなんですけど、とにかくウィリアムを取り巻く人々が個性的で、
笑いあり、感動ありの映画です。
僕の好きなシーンは、オープニングとクライマックスの「She」が流れるシーンですかね。
選曲と場面が見事にマッチしてますよね。
ここでマメ知識です。
日本とイギリスで公開された映画では、
オープニングのタイトルバックに
フランスの俳優/歌手シャルル・アズナヴールのオリジナルの「She」が流れて、
クライマックスの記者会見では
エルヴィス・コステロのカヴァーした「She」が流れるんです。
一方、アメリカ版の映画では、ともにコステロの「She」が使われてるんですよ。
「She」以外にも、この映画には良い曲が使われています。
シャナイア・トゥエイン、98degrees、ANOTHER LEVEL、などなど。
どこのシーンでどの曲が使われているかに注目して観るのもいいかもです。
今回、星は8つです。
★★★★★★★★☆☆
FANTASTIC FOUR:ファンタスティック④フォー[超能力ユニット]
「ファンタスティック④フォー 」はおもろい映画でした。
5人の男女が宇宙雲の高エネルギー光線を浴びたことで超人的な能力を手に入れて、
4人は人助けのために、1人は復讐のためにその力を使おうとする。
アメコミではありがちな設定なんですが、ちょっとまってください。
性格がホットだから「ヒューマン・トーチ(人間たいまつ)」になるかー??
強固な意志の持ち主だから岩男「ザ・シング」になるのかー??
やさしい心の持ち主だから、しなやかな体のゴム人間「Mr.ファンタスティック」になるん??
シャイな女の子だから透明バリアをつかえる「インビジブル・ウーマン」になると??
ちょっとテキトーすぎやしませんか?
なんかもっと科学的な裏づけがあってほしかったと思うわけです。
シャイな女なんて言っておきながら、ジェシカ・アルバはあんなにセクシーさ全開じゃないっスか!
一番気になる場面があります。
あのブルックリン橋でのシーンです。
あの大惨事の元はと言えば、ザ・シングが原因じゃないっスか!!
彼があの場にいたからあんなことになって、しまいにはジェシカが下着姿に!!
あのシーンは「4人の能力を見せたい&ジェシカの下着姿を見せたい」がために作られた、
無駄に大掛かりな場面だと思えてならないのは僕だけでしょうか??
それからザ・シングはボブ・サップにしか思えてならない。
奥さんに電話をかけようとして、手が大きすぎてボタンを押せずにブチ切れるとこなんか、
ボブのネタとかぶりまくってますよ!
全体的に内容は良かったのですが、設定が弱かったです。
きっと最後のゴンドラのシーンは伏線なんでしょう。ヒットすれば2を作るんでしょうね。
全世界では大ヒットしているようですが、日本では初登場5位。
あらら、どうなるんでしょう。
僕は2を作ってほしい派です。
今回、星は7つです。
★★★★★★★☆☆☆
Lost In Translation:ロスト・イン・トランスレーション
「ロスト・イン・トランスレーション 」はビデオで見ました。
日本を舞台にした外国映画って結構魅かれてしまうので、
ついレンタルしてしまったんですが、はっきし言っておもしろくなかったです。
全体的に「ありえない」ことばかりでつまんなかった。
まず、ハリウッドスターはあんなに長期間滞在なんてしない。
それから、マネージャーが見当たらないなんて考えられない。
なかでも一番引っかかったことがあります。
それは、無駄に日本を嘲笑しているところ。
日本人に嫌な気持ちにさせることをねらって作ったのではないか、と言えるほど
必要のない日本人風刺ばかりで、途中で腹が立ってきました。
中盤あたりからの東京の
人はたくさんいるのに孤独を感じたり周りが周りに無関心的なところとかは、
よく映し出せていたのではと思うのですが、
おもろいとは言えないですね。
全体的にクライマックス(絶頂)とかはなくて、
ただ時間が流れてるだけのようで、あまり感動しませんでした。
全体の雰囲気は「ゴドーを待ちながら」の現代版ってとこですかね。
「ゴドー~」のほうがつまんないんですけどね。
「つまんない」をテーマにした作品であれば10点ですが、そうではないので今回は1点です。
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
星になった少年
「星になった少年 」は日本人の少年が像使いになるまでの実話をもとにした映画です。
僕が試写会に行ったとき、会場に監督、常盤貴子さんが演じた哲夢くんのお母さんご本人、そして柳楽優弥くんの三人が挨拶に来ました。
内容は笑いあり涙ありでしたが、普通の映画でした。
でも、この「普通」というところがよかったと僕は思います。
物語の結末は、哲夢くんの交通事故死なんですけど、そのシーンがほんとあっけなくて。
あー、やっぱ人間って強そうだけど、ほんとはすっげー脆い生き物なんだということを再認識できました。
それに、こんな普通の日常のなかに人間は、幸せとか夢とか希望とかを見出していくんだなとも思えた。
「なんでもないようなことが幸せだったと思う」って歌の歌詞にもありますが、本当にそうだなと。
「変化のない日常がつまんねぇ」とお思いの方にはお勧めです。
あと、子供にも見てほしい作品ですね。ストーリーとか展開がわかりやすいと思うので。
今回、星は5つです。
★★★★★☆☆☆☆☆
FORGOTTEN:フォーガットン
「フォーガットン
」はお化け屋敷みたいな映画でした。
急に驚くようなシーンばかりが登場してきます。
「怖がらせる」というより「驚かせる」ことに徹底した映画のように感じました。
びっくり仰天させられたという点においては高評価できるんですが、
疑問に思う箇所がいくつかあります。それらを挙げると、
・宇宙人は、記憶を消せる能力があるのに、なぜ壁紙は消せなくて上から別の紙を貼るようなことをしたのか。
・なぜ宇宙人はあの男ひとりだけを地球に送ったのか。
・ズバコーンって空につれて行かれた人は空にいた間何をしていたのか。
・監督や脚本家はどんなメッセージを送りたかったのかわからない。家族の愛?、親が子を思う気持ち?、、、ただ驚かせたいだけ??
などなど。
それにしても、
僕は、車で宇宙人の男をひくシーンは見たくなかった、、、。
今回、星は4つです。
★★★★☆☆☆☆☆☆