伊佐夫 (イサオ) あっさり、あっさりの異色麺 | 一乗寺ラーメンとか紀行

一乗寺ラーメンとか紀行

京都市左京区、一乗寺・高野在住の筆者が、ラーメン激戦区のこの地のラーメンを紹介したり、その他のお店や風景をまったりと紹介していきます。

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 白川通、北大路下ル、天下一品総本店の角を東へ、10mも行ったあたりにある、カフェかな、美容院かな、・・・という感じの不思議なお店。以前閉店時に前を通って、何の店かわからずに写真だけ撮ったことがあります。周囲は造形芸術大学の学生があふれている、ちょっとおしゃれな一角です。営業中でも何屋さんか、全くわからないお店です。
 中は明るい、L字型のカウンターのみのお店、若い店主がひとりでやっておられます。平日のお昼時に、客はひとりだけ。ちょっとさみしい感じです。メニューは、分厚いミニアルバムのようなものが、並んでいるので、これに違いない、と開いてみても空白・・・・よく見直すと、最初の2枚だけメニューがありました。なぜにこんな厚いアルバムを使う・・・。
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 メニューは二つだけ、「鶏そばTEN麺」700円と数量限定の「鯛そばTEN麺」800円のみ。確かにどこにも「ラーメン」の字はない。各種レポートを見ると、ここのことを「塩ラーメン」と書かれているのが多いけれど「塩」とも書いてない。「鶏そば」をたのみます。
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 澄み切った、黄金色の美しいスープが出てきました。感動的にうまいスープです。もっとも、チキンコンソメか和風だしか、という感じでラーメンスープという感じではありません。麺がまたユニーク、太い平打ち麺にかなり強烈なちぢれがつけてあります。「つるつる」ではなく、「もぐもぐ」という感じで食べます。いい食感ですが、スープが少しもの足りないかな。トッピングはネギ、ほうれん草?、じゃがいもの千切り。チャーシュー?やたらきれいにピンクな代物。蒸し豚か、蒸し鶏じゃないかと思うようなもの。

 とっても上品な味で、最後の一滴までおいしくいただきました。しかしこれはラーメンなんだろうか?パスタの一種か、薄味の細うどんか、という感じもします。濃厚、ボリューム系好みの学生さんたちの支持を集めるのはなかなか難しいかもしれません。調べると、メニューもかなり変えているようで、工夫はされているようです。もう一工夫を期待します。
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 素材にはとてもこだわっているようです。使っている材料が展示されています。「鯛の煮干し」って???、とメニューを見て謎だったのですが、こんなにかわいい鯛を煮干しにするのね。見えないかな。写真右上のビンに体長3センチくらいの鯛の煮干しが詰まっています。りっぱな鯛になれたかもしれないのに・・・と思わず同情。

伊佐夫
075-702-1770
京都市左京区一乗寺樋之口町27 コーポラス禅 1F
営業時間 11:00~14:30 17:30~20:30
定休日 月曜日

地図 北白川ラーメンマップ

伊佐夫ラーメン / 一乗寺駅茶山駅元田中駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5
昼総合点★★★☆☆ 3.5