今年の目標が定まった。
それは、草木染めの絨毯"ギャッベ"を織るイランの遊牧民を訪ねること。
そして、この眼でギャッベが実際に織られ、絨毯商人に引き取られる過程を見たい。
「つくり手の顔と想いが見えるギャッベを提供すること。」
1枚1枚に宿るギャッベのストーリーを通じて、イランの文化や歴史と今を伝えることが出来るのでは無いかと考えている。
そして最終的には、
ギャッベのつくり手と遠い国でそれを手にする人達が直接つながる様にすることが、私のペルシャドリーム2020であると目標が定まった。
さて、ギャッベが各家庭のリビングに敷かれるまでには、
羊毛の刈り取り~綛(かすり)糸へ。
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染色
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織り
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仕上げ処理
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村の定期市へ
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近隣都市の絨毯商へ
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大都市の絨毯商へ
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外国の商社へ
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卸業者へ
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絨毯小売店へ
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各家庭へ
と・・
実に様々な人達の手を経由して、運ばれて来る訳であるが、
この様な複数の人の手を経るが故に、
途中で抜け落ちてしまった何か。
余分に付け加えられた何か。
が、きっとあるのでは無いだろうかと考えている。
それらの差分が日本とイラン(ギャッベ生産者)の経済状況や価値観や趣向の違いではないだろうか。
まぁ、何はともあれ、私のペルシャドリーム2020は定まった。
私がイラン文化に心惹かれたきっかけであるギャッベの最も川上にある生産者の遊牧民を、今年は訪ねることとしたい。
とは言え、払拭出来ない疑問。
「遊牧民の皆さま方は、今も遊牧とかしよるっちゃろうかぁ~~😅😅😅」