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知ってみよう「マインドフルネス」

マインドフルネスセラピストのkasogaです。
マインドフルネスを「具体的にわかりやすく!」を
意識して、お伝えしていきます。
オンライン瞑想レッスンも行っています。

混同されがちなマインドフルネスですが、実は違いがあります。

ヨガはもともと原始仏教の教えの中において、瞑想と呼吸によって心の動きを止めるものとして始まったものです。
そもそも修行なんですよね。
それは生き方そのもの。
その目的は人生の悟りを開くこと。

現代ではその思想よりも「アーサナ」と呼ばれる動きやポーズの方が広まっていますね。
アーサナは別名「動く瞑想」です。

今ヨガを習っている人の中には美容、ダイエット、気分のリフレッシュ、運動の一つとして取り入れている方が多いのではないでしょうか。

一方でマインドフルネスは「禅」の内容を元に作られたものです。禅は原始仏教が元になっています。つまり、ヨガと同じ思想。

なので、瞑想と呼吸を用いて思考の動きを一時停止するというところにおいて、ヨガとマインドフルネスが同じなのは自然なことですよね。

マインドフルネスでは、宗教的な要素を含まずに瞑想と呼吸法の効果を科学的に実証して、心の健康のサポートになるものとして提唱しています。

マインドフルネスは、日本で広まっているヨガと同じく呼吸と瞑想を行いますが、心の動きを観察するというアクションが含まれることがヨガとの大きな違いです。

「今この瞬間の体や心の状態を観察して、そこに良し悪しの判断を持ち込まないこと」

ただ、受容すること。
ここまでを含めてマインドフルネスです。

マインドフルネスは、実はこの思考の観察と受容のアクションなしにはよく言われている「自己肯定感が高まる」や、心の立ち直り力である「レジリエンスが向上する」という効果を得ることができません。

マインドフルネスは、テレビでも特集されるようになってきましたが、ただ瞑想するだけではないというところをもう少しちゃんと伝えないといけないんじゃないかなーと、個人的には思っています。

健やかな心で生きたいですね。