《あ~終わらない片付け・・・orz
妄想だけが広がる・・・忙しい時って無駄なところに頭が回るものなのね・・・・
というわけで、気分転換の短いお話ですw四コマ気分?》
§だから・・・・ね?
case1:ある朝の風景
(あ・・・・最上さんだ・・・)
芸能界一のいい男俳優は、愛しい少女を見つけるとその表情を表面上は変えることなく心を躍らせ近づいた。足早に。
彼女は事務所の後輩だ。
スケジュールを手に入れようとすればいくらでも手段はある。
それでもこういう偶然の出会いというのは何よりも今日が特別な一日になるようで嬉しくなる。
「おはよう、最上さん」
「あっ、おはようございます!敦賀さん」
近づいてきた蓮に気が付いて深々と頭を下げ終え、にっこり微笑む彼女から今日一日の活力をもらえるような気がした。
「今日は事務所で仕事なの?」
「はい!・・敦賀さんは今から局入りですか?」
「うん・・・その前に社さんが用事があるからって寄ったんだ」
「そうなんですね・・・あっ、この間放送されたスペシャルドラマ観ました!すごかったですね?!本当に非常階段から飛び降りたんですか?!」
「ああ・・・一階より少し昇ったところからだったんだよ?あれ」
「そうなんですか!?てっきり三階からかと・・」
「クスクス・・・カメラワークのお陰かな?」
にこにこと話を盛り上げる蓮の背後にいつの間にか戻ってきた社が立ち尽くしていた。
(・・・朝から・・・楽しそうだね?・・・蓮君・・・でもそろそろ時間なんだけどなあ・・・)
今声をかけたら今日一日が緊張の連続のような気がしてならない社は蓮の背後に『気づいてくれオーラ』を投げかけることにした。
(・・・・・・・・・・・・・なに・・・してるのかしら?・・・)
そんな社の背後に今、出社してきた奏江が立ち尽くして眺めていた。
しかし今、社に声をかけたら猛烈な勢いで黙るように言われそうで声をかけづらかった。
そのため、とにかく早く部室に入らせて欲しいと念じることにした。
「・・・・・・・・・・・・・・なんだありゃ?」
今日も今日とて面白いことを捜し歩く社長は、ラブミー部の前で一列に並んだキョーコ、蓮、社に奏江を見つけて首を捻った。
ここはLME事務所。
たくさんの芸能界関係者が働く会社。
そんなこととはまったく関係ない、あるヘタレな男と超恋愛拒否の鈍感天然少女の織り成す朝の風景は名物になること間違いなかった。
end
《だから・・・ね?特に何も意味はありませんw(こんなところで題名を使うあたり・・・だいぶキテルね・・ハハハ》