■SU194 エレバン(EVN)15:50 →モスクワ(SVO)17:45 A321
エレバンからアエロフロート SU194便でモスクワへ向かいます。
機材はエアバスA321で搭乗率9割ほどです。モスクワ経由で夏のバカンスに向かうのか
アルメニア人の家族連れが多く、騒々しい機内です。
機内食は往路とほぼ同じで多少味付けが変わった程度。往復分をモスクワで搭載しています。
カレー味のチキン、ハム、オリーブ、チーズ、黒パン、白パン、バター、コーヒーケーキ
アエロフロートの黒パンはしっかり酸味があって大好きです。
シートは革張り。短距離機材のためパーソナルTVはありません。
機内誌「アエロフロート」とオレンジジュース(J-7)
グルジア、ロシア側の北コーカサス、チェチェン・イングーシ、ロストフの上空を通過して
モスクワまで2時間30分。
途中、万年雪が覆う5000m級のコーカサス山脈越えが圧巻でした。
モスクワに向けて広大な森の上空で降下を開始、着陸経路で眼下に見えた広大な空港は
モスクワ第3の空港であるモスクワ・ブヌコボ空港(VNO)でした。巨大なターミナルを新築中
なのが上空からもわかります。BRICs諸国はどこも勢いがありますね。
モスクワは混雑時間帯に到着したので、スポットの空きが無く国内線の駐機場へ。
ここからバスで国際線へ移動しました。
ロシアの入国審査官は女性でしたが、相変わらず愛想が極端に悪くおっかないです。
時間をかけてパスポートとビザをチェックし、スタンプが押されると耳障りな電子音のブザーが
ビーッと鳴って密入国防止用のドアが開錠されて晴れてロシア入国です。
ちなみにロシアビザは、日程の変更不可、ビザ申請時に登録された都市以外を訪れることは
できません。さらに訪問都市ごとに滞在登録も必要で、常に当局の目が行き届いています。
自由旅行が非常に難しい国です。(滞在登録はホテルが代行。個人宅に泊まる場合は自ら
当局に出頭しなければなりません)
手荷物受取、税関ともに時間がかかり、19時頃に到着ロビーへ。
ここでインツーリスト係員と待ち合わせなのですが、出迎えの人ごみを丹念に端から端まで
見たのですが、係員なんて見当たらないなと思ったら、ちょっと離れたところにインツーリストの
社名もなく、ただ単に「kashiwan」とだけ書かれたプレートを持った美人の若いロシア人女性係員
(但し、愛想ゼロ)がいました。何だかちょっと怪しいですが、ついて行くことにしましょう。
※ソ連時代、色仕掛けはKGBのスパイの常套手段(笑)
「早く行くわよ、ついてきなさい。」と早口の英語で話しながら競歩でスタスタ歩いて行きました。
このキレイなお姉さんがガイドさんかと思ったのですが、しばらくしてマフィアのようなサングラスの
ドライバーが現れ、
「このドライバーがイズマイロヴォへ連れていくから。じゃあね。」
と言い残して美人のお姉さんは足早に去って行きました。
ただのセンディングのおねえさんだったんですね。残念。
ドライバーさんと共に白樺の森を100km/h以上で飛ばしてモスクワ市内へ向かいます。
平日の夜なので途中からモスクワ名物大渋滞にはまり少しも動かなくなりました。
結局、空港からホテルまで2時間ちょっとかかりました。(空いていれば40分程度)
数年前と比べて一段と渋滞がひどくなり、空気が悪くなった印象です。
2011年8月 ロシア・モスクワ 晴れ 27℃/12℃