(訂正)里芋はアラビーではなくアルビーが一般的のようですね。ウルドゥー語は
短母音を表記しないので arviはアラビーともアルビーとも読めるのですが、
調べた限りはアルビーのほうが多いようですので訂正(併記)させていただきました。
いちごさん、ご指摘ありがとうございます。
(もしかすると地方によってアラビーともアルビーともいうのかも)
八潮の「カラチの空」。金曜日の夜に訪問すると中古車輸出業を営むパキスタン人の
男たちであふれかえってました。ランチでは日本人を見かけることもありますが、
相変わらずディナータイムはパキスタン人率100%
報道によれば、現在日本で中古車輸出業を営むのはパキスタン人が5割強。
採算性が低くても商売する彼らに押されて日本人の業者は廃業が相次いでいるそうです。
埼玉や富山に大きなコミュニティを築いています。
今回はウルドゥー語黒板に「Arvi Gosht」という料理を発見。
パキスタン人に「アラビーって何?」って聞いたら、
「芋の一種だよ、日本にもあるでしょ。」
「??? 何の芋だろう」と考えていたら、
その中の一人が日本語で「里芋だよ」と突っ込んでくれました。
そういえば、パキスタンには里芋料理があったことを思い出しました。
(ただし、マサラで味付けてありますが)
肉ばかりのイメージのパキスタンにも野菜料理は存在します。
(ただし肉と一緒に料理することも多いですが)
ジャガイモ(アールー)はもちろん、他に特徴的なのは
にんじんの菓子(ガジャル ハルワ)
蕪のカレー(シャルジャム)
里芋カレー(アラビー)
菜の花(サルソン カ サーグ)
オクラ(ビンディー)
ほうれん草(パラック)
苦瓜(カレーラー)
等々、「カラチの空」でも日本の旬に合わせてパキスタンで食べられている名物料理が
出てくるようです。
独特の粘りがある里芋も意外とカレーに合うのですね。
黒板サイドメニューにサモサがありました。
中はスパイスが濃厚!スパイスの威力に圧倒されるサモサです。
ついてくる自家製チャトゥニーもインド・パキスタン現地そのもの。(緑=辛い、赤=甘酸っぱい)
食後はチャ―エー(チャイ)を飲みながら、大型テレビから流れるカラチから生放送の
ウルドゥー語ニュースを見てお勉強。店内のパキスタン人の半分ぐらいがテレビを見てます。
他は談笑する人や、奥の娯楽室でビリヤードに似たゲームに没頭する者など。
いつも親切な(唯一)日本語が堪能な店員さんに出身地を聞いてみました。
彼はパキスタン・シンド州ミールプル・ハースの出身だそうです。
カラチからバスで東に4時間の砂っぽい街です。
このお店はカラチを含むシンド州出身者が多いのでパキスタン南部の田舎料理が楽しめます。
パキスタン料理「カラチの空」
(英語名はカラチ・レストラン)
埼玉県八潮市
日本語は特定の店員さんのみ可能(彼がいない日はウルドゥー語か英語ONLY)