先日、伊勢崎のカバーブの話を掲載したので、今度は本場パキスタン北西辺境州の
カバーブ屋の話題です。
北西辺境州はアフガニスタンと国境を接する地域なので、パキスタン料理の他、
アフガン難民が経営するアフガニスタン料理を掲げたお店も少なくありません。
それらの店で食べるカラーイー(鍋)やカバーブ類は逸品です。
パキスタン領内で本格アフガン料理がいただけるのは有難いことですが、
難民がパキスタン領内でビジネスを成功させている一方、パキスタン人失業者は
増えつつあるようで、当然それを妬むパキスタン人も少なからずいるようです。
(アフガンと往来するパシュトゥン人の多いペシャーワルはともかく、イスラマバードなどでは
商売をするアフガン人に対する風当たりが相当強いようです)
(左)ペシャーワルの青空カバーブ屋 少年が店主でビックリ
客席?周辺の泥と水たまりにドン引きですが、味は確か。
(右)スワート郡ミンゴーラのチャッパル・カバーブ屋
北部名物のわらじのようなカバーブをいただきました。
ある日、ペシャーワルのサラティーン・レストランでビリヤニとカバーブを頼んだら、
ビリヤニは厨房から運ばれてきたのですがカバーブは屋外から運ばれてきました。
もしや上の写真のような青空屋台から出前が運ばれてきたのでしょうか?(汗)
パキスタン・ペシャーワル、ミンゴーラ 1998年
※2010年現在、外務省から同地域に退避勧告が出ています。ご注意ください。
記事は情勢が安定していた98年当時のものです。