土曜・日曜の1泊2日サイパン旅行から戻りました。
まだ北京旅行の更新が終わってませんが、これからサイパンと北京を混ぜて更新します。
サイパンへ行くのは1年9か月ぶりですが、何だか毎年行くたびに街がどんどん
寂れていくような印象を受けます。
それは2005年のJAL完全撤退以降、日本からサイパンへはノースウエスト航空便しかなく、
日本人観光客が激減したことが大きいと思います。ただ、それに代わってアシアナ航空や
中国東方航空が増便したおかげで街には韓国語や中国語を話す観光客が急増中です。
「サイパン=どこでも日本語でOK」という図式が変わろうとしています。
パームリゾートホテル(旧・日航サイパン)のプールサイドの夕暮れ
写真右端はバーベキューの準備をするホテルスタッフ。アメリカ牛のステーキや、
ロブスター、そしてローカルフィッシュなどの新鮮な素材がいっぱいで美味しそう!!
サイパンでは観光客だけでなくローカルの間でもBBQは大人気。次回は是非浜辺で
BBQを楽しみたいものです。
■2008年10月18日(土)
午前10時、成田からノースウエスト航空でサイパンへ。ほぼ満席のため一般乗客が
搭乗した後、ゲートにて席をもらいました。
14時50分に雨上がりで快晴のサイパン着。ホテルに送迎を頼んでおいたので、
係員が空港まで迎えに来ていました。ホテルまで車でおよそ25分。
なんとこのドライバーさんはホテルに着くとそのままフロント業務を始めました。
5つ星ホテルでフロント担当が送迎ドライバーを兼務してるなんて驚きです。
16時頃、サイパン島の北部にあるパームリゾートホテル(旧・日航サイパン)に
到着。島の中心部ガラパンへ出るには不便な立地ですが、海がキレイでとても静か。
のんびり自然を満喫出来るので、毎回ここに宿泊しています。
(ホテルHPから直接インターネット予約 USD95+TAX)
(上)ホテルに隣接する日本人観光客向け大型ショッピングモール「ラ・フィエスタ」は
およそ3年前に閉店。建物が荒れて巨大な廃墟となりつつあります。
いつか後ろのジャングルに飲み込まれそうです。
到着したら日没までビーチとプールでひと泳ぎ。
雨季なので天候が心配されましたが、ちょうど雨上がりで快晴でした。
ホテルの北側に広がるパウパウビーチは抜群の透明度。
(左)浅瀬に浮かぶコンクリート製建造物は、そこから海へ飛び込んで遊ぶローカルの
子供たちで大人気。ここには鮮やかな青色や白に黒のシマシマ模様の熱帯魚が
たくさん見られました。さらには縞々のウミヘビを発見
これって近づいても大丈夫なんでしょうか?
(右)ホテルの部屋から見たマニャガハ島の夕日。
泳ぎ疲れたら1時間に一本の無料シャトルバスで島の繁華街・ガラパンにある
DFSへ(所要25分)
(左)夕食は全米に広がるバーベキューリブチェーン店「トニーローマ」で。
アメリカンレストランならではのボリュームに大満足。泳いでカロリーを消費して
いるせいか、2人でテーブルに載りきらないくらいの料理を注文したにもかかわらず
完食。あまりの大食いにアメリカ人の店員さんも驚いていました。
(右)アメリカ西海岸中心に広がるドーナツチェーン「ウインチェルズ」でドーナツを
テイクアウト。ホテルの部屋でホットコーヒーとともにいただきました。
ジョーテンショッピングセンターで食料品を購入した後、DFSで妻がCOACHのバッグを
購入。最近の円高(1USD=101円)で海外免税ショッピングがとってもお得です。
DFSの「サイパンダ」コーナー。
我々夫婦のお気に入りキャラクターで、毎回グッズを買ってしまいます。
せっかくの名キャラクターなのに、サイとパンダを掛け合わせて「サイパンだっ!」って
いうのは日本人観光客にしか通じないところがツライですね(笑)
最近は韓国人、中国人観光客が増えていますが、彼らには何のことかさっぱり
わからないでしょう。
21時30分、DFSのバスでホテルへ。
22時、ホテルに戻って真っ暗なビーチで満天の星を観察。流れ星も見えました。
そうしたら不審に思われたのか警備員がやってきました。
何と警備員はバングラデシュ出身で、私がダッカへ行ったことがあると話すと、つい長話に
なってしまいました。いつも思うのですが、概してバングラ人はおしゃべりで、話し始めたら
止まらない人が多いようです。
彼によれば、JALの成田=サイパン線撤退前はこのホテルもフル稼働で忙しかったそう
です。撤退後はホテル事業からも手を引き、今年の春に現地資本に渡って
「日航ホテル」から「パームリゾートホテル」へ名前が変わってしまいました。
それ以来、宿泊客も減少して閑散としているようです。サイパンは経済が衰退していく一方
なので、早く脱出したいと言っていました。
■2008年10月19日(日)
今日も朝から快晴。今は雨季なのでとてもラッキーです。
(左)ホテルの部屋はオーシャンビュー。静かな海に雲が鏡のように映っています。
これで一泊95ドルは安い!!ハワイだったら300ドルはするでしょう。
(右)チャモロスタイルの朝食ルームサービス 14ドル
テニアン名産の唐辛子等を使い、全体的にピリ辛な味付けです。
他にサラダやフルーツ盛り、魔法瓶に入ったのアメリカンコーヒーなど
今日はパウパウビーチのもっと奥へ。
ここは公営ビーチ。ローカルが数人泳いでいるだけで、観光客ゼロ。
ホテル前と比べて抜群の透明度。マニャガハ島並みだと思います。
パウパウビーチの岩礁には色とりどりの熱帯魚がたくさん。
昨夜ジョーテンで買ったシュノーケルセットをつけて鑑賞しました。
その後、2人乗りカヤックを借りてみました。(20ドル)
波静かなリーフでカヤックを止めて、カヤックの上に寝転んで空を見ながら波に
揺られるのは最高ですが、日焼け止めを塗っていても(水で落ちてしまうせいか?)
ジリジリと焼けてきました。危ない危ない。
(右)カヤックから見た宿泊ホテル
プールサイドのISA BARで海風に吹かれながらドリンクと軽めのランチ。
はっと気づいたらもう帰国の時間。毎回、帰りたくない~っ!!と思う瞬間です。
(左)14時30分にフロントのフィリピン人従業員ネスターさんの運転で空港へ。
彼も「最近のサイパンは金にならないから脱出したい」と言ってました。
サイパンの観光客の減少は深刻みたいですね。
16時55分サイパン発のノースウエストで帰国。
小笠原諸島を過ぎたあたりから八丈島付近までタービュランス。
八丈沖に前線があるのは知ってましたが、どうして左に迂回飛行するのかな?と思って
いたら何と航路上の東側に台風18号が発生していたのですね。日帰り乗務のクルーに
よると、朝のNRT-SPN便はもっとひどい揺れだったとか。
18時50分、定刻より大幅に早く成田に到着。スポットが空くまで誘導路で待機。
21時自宅到着。心地よい疲れで、よく眠れました。
やっぱりサイパンは何度行っても楽しい!! また行きたいです。