【グルジア料理/ロシア料理】 Cafe Russia    吉祥寺 | 世界の食卓  グルメ探求の旅

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エアラインスタッフの食べ歩き日記

吉祥寺にあるグルジア・ロシア料理店。昨日の夜、友人と訪れました。

グルジア料理といえばシャシリクやタバカ焼きなどの焼き物系が浮かびます。

味的にも地理的にもトルコ料理に近いと思いますが、旧ソビエト連邦の共和国の一つ

だったので広い意味での「ロシア料理」に分類されます。モスクワにも数多くの

グルジア料理専門店があり人気があります。


新宿のスンガリーにもグルジア料理は数種類置いてますが、ここのほうが種類が

圧倒的に多いのです。都内随一ではないでしょうか?

店員さんはロシア人とグルジア人。

巻き舌の日本語を話す若いロシア人女性が接客します。

客層もロシア好きな玄人っぽい日本人とロシア人が2 : 1くらいか。


まずはグルジア産赤ワインムクザニで乾杯です。


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本日の前菜盛り合わせ  ロシア・グルジア料理と言えばザクスカ。ウォトカのつまみに

                最適。「グルジアの前菜を多めに!」とか希望を聞いてくれます。


(左から時計回りに)

ルリャーディ【ロシア料理】・・・薄焼き卵と野菜を巻いたチキン

キャベツのグルジア漬け【グルジア料理】・・・キャベツをビーツと共に漬け込んだもの

レーチョ 【ロシア料理】・・・パプリカのトマトソース煮 

アジャプサンダリ【グルジア料理】・・・グルジア版ラタトゥイユ 

毛皮のコートを着たニシン【ロシア料理】・・・これは他店でもよく見かけます

                           ニシン、ポテト、ビーツのミルフィユ



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(左)ロシア産ウォトカ・ストリーチナヤ(40度)・・・凍らせてストレートで!

   ロシアに水割りやオンザロックなんていう形容詞はありません。


   黒パンはロシア産ライ麦を使用した在東京ロシア大使館御用達品

   添えられたと共にいただきます。黒パンにはやはりバターではなく塩です!

   ウォトカを飲んだらすぐに黒パンを胃に流し込むのがロシア式。


(右)サーロ【ロシア料理】・・・豚の背脂を塩漬けにしたロシアの生ハム。バター代わりに

                  旨みが凝縮されていますが、なにしろ脂ですから食べすぎは

                  体に悪そうです。




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バストゥルマ【グルジア料理】・・・グルジアのサラミ。ややスパイシーです。

                      ウォトカのつまみに。



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ハルチョー【グルジア料理】  グルジアを代表する牛肉ベースのスープ

                     スンガリーのほうはトマトっぽかった印象ですが、こちら

                     は薄めで脂がギトギト、両店ともスパイシーです。

チヒルトゥマ【グルジア料理】   グルジアの卵スープ。やや酸味があり最初は?と思う

                      のですが、後から病みつきに。


両者とも塩分は多めです。日本のロシア料理店は日本人向けに塩分控えめにアレンジして

いることが多いのですが、ここは現地に近い塩加減でした。

現地で食べるロシア料理やグルジア料理は日本で食べるよりも一般的にずっとしょっぱくて

重いと感じました。


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タバカ(1/2羽)【グルジア料理】

エッセイストでロシア語通訳の米原万里さんが「世界三大鶏傑作料理に挙げたい」と

書いておられましたが、それほどまでに人を惹きつける料理です。

香草をまぶした若鶏の骨付き肉を重石の下でじっくり焼き、にんにくをすりおろした

バターをかけていただきます。パリッとした食感と香りを存分に楽しみましょう。

食後はグルジア式コーヒー(粉が沈殿するトルココーヒーのようなもの。チョコレートの

ように甘くて苦い。とこけもものジュースでウォトカの酔いをさましました。


レジでお土産にブルガリア産のバラジャム(旧ブルガリア・バラ公社が製造、ロシア紅茶

に最適)を1瓶購入¥1,000。大満足なロシア・グルジア料理の会でした。


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Cafe Russia

武蔵野市吉祥寺本町1-4-10 パルコ向かい


不定休 電話予約が好ましい

メニューはロシア語・日本語