イタリア田舎料理 まがーり 2月はトレンティーノ=アルト・アディジェ州 | 世界の食卓  グルメ探求の旅

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エアラインスタッフの食べ歩き日記

今月のまがーり(柏市)はイタリア最北端のトレンティーノ=アルト・アディジェ州

料理です。実にマニアック(笑)。


州都はトレンティーノ。 シェフはトレンティーノ郊外の大衆食堂でも修行

された経験がありますから、この州の料理は得意としているはず。楽しみですね。


この辺りはスキーや登山が楽しめるドロミテで有名ですね。

第一次世界大戦までオーストリア・ハンガリー帝国領だったために料理にも

その影響が残っています。ちなみにドイツ語圏がアルト・アディジェで

イタリア語圏がトレンティーノだそうです。昨日(金曜日)のディナーに訪問。

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Strangolapreti ストランゴラプレーティ
トレンティーノ名物。ぼうれん草とパンのニョッキ バター風味

普段食べるニョッキより私はこちおらのほうが好みです。パン粉のおかげで変わった

食感。現地での区分はパスタの一ですが、日本でこれをパスタとして注文する人は

滅多にいないだろうということで、まがーりでは敢えて前菜として提供です。

でも、パスタとして注文してもこれだけで十分満足できる味。今度来店したらもっと

増量してもらおうかな。



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Spatzle スパッツレ

これも大変珍しい料理です。日本でも他にお目にかかれるお店はあるんでしょうか?

このパスタの形は何型と言えばいいのでしょうか?変わった形の牛乳入り手作りパスタ

ソースはスペック(アルト・アディジェ名物の燻製生ハム)とレンコン、ほうれん草の

入ったトマトクリームソースです。



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(左)スパッツレ専用の道具です。まがーりシェフはイタリアで珍しい料理道具を

   揃えてきますので日本に居ながら本格的なイタリアの田舎の珍しい料理を

   いただけます。


(右)Canederli di carne カネッデルリ

   アルト・アディジェ名物の挽肉とパンの団子 トマトソース添え

   またしてもパン粉を使った料理です。これもパスタの分類ですが、同様の理由で

   前菜として提供です。



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(左)Ciaroncie di Moena  ニョッキのラビオリ仕立て

   こちらはトレンティーノ名物。ジャガイモで作った生地でリンゴを包んでいます。

   チーズバターソースがこれまた旨い。


(右)本日の魚のオーブン焼き 菜の花のソース

   菜の花とアンチョビ、ニンニクのソース(魚の左下に写っている塊がソースです)

   私的にはタルタルに近い感覚でした。今日のお魚はシェフが好み、私たちも大好きな

   アイナメです。



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(左)Lucanica 手作り粗挽きソーセージ 長ネギソース添え

  オーストリアの食文化が影響しているだけにソーセージも食べられています。

  種類は焼きソーセージです。

  ソーセージの下に写っている酸っぱい長ネギソースがイタリアっぽいですね。
  


(右)食後はいちごパンナコッタ(本日の黒板料理)とエスプレッソ

   今月の州のデザートはオーストリアでも食べられるストゥルーデルですが、

   これまでのお料理がボリュームたっぷりでギブアップです。

   お店の黒板にあったパンナコッタを注文。スプーンに乗ったバルサミコ酢をかけて

   いただきます。


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イタリア田舎料理 まがーり(千葉県柏市)


柏駅西口 徒歩7分