世界一のスパコン 京を見学に行ってきました。 | かしのたかひとマインドマップ

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かもめ地域創生研究所
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樫野孝人のブログ

昨日、神戸大学の福田学長を囲む会に出席したのですが、

その前に京コンピューターの視察が組まれていたので

参加してきました。


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総工費7年で1120億円。運用費は年額80億円

(電力代2229億円、計算機等保守費2332億円、

運営費12.6億円、その他保守費1417億円)を見込んでいる そうです

wikiより)

来年にはアメリカのセコイアに世界一の座は抜かれるようなので、

「性能アップのための次の開発予算はどうなっているんですか?」と

質問をしたのですが、

「世界一を追うのではなく、スパコンを生かして、

どのような政策効果を出していくかを追求する」とのこと。

その考え自体はすごく理解出来ますが、

あの事業仕分けでは「一位じゃないとダメ」ってことに

なってませんでした?

「ムービング・ターゲット」と言って、毎年のように

トップが変わり続ける業界なら、

その中で競争し続けることによって技術や研究者も育つはず。

一度世界一を獲っただけでストップしたら

これまでの投資が無駄になるんじゃないでしょうか。

やるならやり続ける

もともと技術を利用することに重きを置くなら

最初から世界一を追求しない。

どちらかの方針を貫くべきだと思うのですが、

何を目的にしているのか、国の方針は、さっぱりわかりません。