昨日はホームでの仕事
いつもいる場所にいる入居者様がいない
だいたいこのあたりにいらっしゃるんだけどな
お部屋にうかがってみた
暗い部屋でベットに入り座っている状態で布団を胸までかけて
うずくまっていた。
こんなくらいお部屋でどうされましたか。。。
行くとこないねん・・・仕方ないねん・・・
否定的だった
いろんな意味で我慢されているんだな。。とも、おもった
お部屋を明るくしようか、テレビをつけようか?
それよりも冬に職員さんと植えたほうれん草を見に行こう・・・
そういうと、いこういこうと笑顔になった
ザルをもって、今までは動くにもしんどいと言っていたのに
畑についたら、すごい力でほうれん草を抜いた
昔はな、兄貴とほうれん草には「こえ」をまいてな・・・・・
「こえ」?
そうや、「こえ」や。おいしいのが出来るんやで。
戦争の時にはな・・・・・ 話が尽きない
前かがみの体制がよくなくて、少し休憩しようとお声をかけても、
もう少しな。。と。
自らザルをもち土で汚れた手をみながら
虫にびびる私に大声で笑う
帰り道、おしたしにしようか、炒めようかと話した
ほうれん草を洗う作業から、湯がいて、絞る。。。。
味付けの醤油の量に至るまでご自分でなさる
味の素は入れすぎや・・と注意を受けた
さすが主婦のベテラン
途中で椅子をキッチンに持ってきたけれど座らない
やりがいや生きがいがそうさせるのかもしれない
優しい味付けのおしたしが食卓に並んだ
今度は畑の草抜きの約束をする。
入居者様の笑顔と素敵な時間に小さな春を感じた