一言でいえば、怖い・・・・嫌いである。
怖いというのは、トランプはなぜ、大統領になりたかったのかを推測してみた。よく言う、富も得て、全てを手にしたものが最後に欲しいのが、名声。何の芸術的才能もない彼が選んだのが、大統領だったのか・・・だとすると、大統領とは、まあ、スケールはさすがに大きい。
怖いのは、そんな政治経験のない子供っぽいトランプの行動に 周りが恐怖に感じ、逆らえない人々が増え始めると、ヒットラーになりかねない。
なぜ 彼が選挙に勝てたかというと、多分理由は 二つ。一つは反クリントンの票が多かったこと。どうせダメ候補の競り合いなら、トランプのほうが、面白い・・・と私は思っている。
さてそれを踏まえて、言いたいことがある。
トランプのアメリカファーストは 決しておかしくはない。どの国だって自国、自分ファーストだし、かつてのアメリカ大統領だって然り。アメリカを清く正しく美しく…だなんて思うのが間違い。すべてが逆。ワンマンな国だと思っている。そんな、アメリカに正義や、平和を望むのは無理なことは、歴史が語っている。
人間は、利己主義な生き物であって、利己と利己がぶつかれば争いになるか、孤立するか・・・。自分の利己を守るためには、他人の利己も認めながら自分の利己を守る・・・それが社会であり、その互いの利己のバランスをとるのが、社会であり政治なのであると思う。トランプにそのバランス感覚があるのかどうなのかは不安であるが、彼の言っていることそのものは、アメリカファーストを考えるならば、間違いではない。現に 半数は彼を支持しているのだから・・・。
問題は 日本のマスコミの対応の仕方だ。ワイドショーですら、トランプネタの無い日はない。確かにそれだけ話題をまいてくれるが、これほどアメリカ大統領のことを報道する日本は、どうかと思う。しかも、トランプ悪しきの報道である、どの局も、だみ声で言葉使いの悪い、悪漢のごとき、吹替・・・・強面ばかりの写真。トランプたたきは、視聴率は上がる。妙味本位の報道ばかりだ。結局は、日本ファーストでの報道なのである。
移民問題でいえば、日本のほうが実は アメリカよりはるかに受け入れに対して厳しい。鎖国だったかもしれないが、最も自国ファーストの国なのかもしれな・・・。
マスコミが世論を作るとすれば、世界中で下手な世論を作ると、再び戦争になるかもしれない。
あまり、日本が利己主義に走り、アメリカの腰ぎんちゃくにでもなると、孤立し、日米VS世界戦争が起きなければいいが・・・。
かくいう私も、自分ファーストである。トランプが私好みで、私にとって良い大統領であればと願っているが・・・・まあ、安倍さんも 難しい立場に立っていると、まずは同情しておこう。
最後に 一つだけ恰好をつけさせてもらうと・・・私は県の演劇連盟の理事長としては、決して河童座ファーストではなく、本気で神奈川の演劇を考えているつもりでなのです。そのために、河童座にずいぶん迷惑をかけている。河童材は 深謝・・・・深謝。
そういえば、最近トランプで遊んだことがない。きょう、河童座でババ抜きでもやってみようかな・・・。