皆さん、こんにちは！
先ほどのブログで、
集団討論についてちょっと触れたので、
今回は『集団討論』について書きます。
集団討論は、
(1)あるテーマにつき賛･否を競う『ディベート型』と、
(2)皆で協力して『一つの結論をまとめる』タイプのものがあります。
公務員試験では、
『(2)のタイプ』が圧倒的に多いのですが、
時折『(1)のタイプ』が課される場合もあり、
こちらは受験生にはなじみが薄く、
予備校等でも指導はないと思いますので、
今回はこちらの方のコツをお話します。
(1)ディベートタイプでは、
他人の主張に対し、
『効果的な反論』を加える事が重要です。
一般的に、
人の意見・主張は、
①事実と
②因果関係から成り立っています。
例えば、
ここ数年、
日本の合計特殊出生率は上がっている。(①事実)
だから（②因果関係）
人口減少問題は克服できている！
こんな主張をする人がいたとします。
この場合、
皆さんは、
まず、
①の事実の真偽を、
『データ等の出典』を追求することで確認します。
そして、
仮に①が真実としても、
次に②因果関係をチェックします。
たとえ出生率の上昇が事実でも、
『女性の人口（母数）そのもの』が減っていれば、
子供は増えません。
従って、
この場合、
人口減少問題は克服できません。
つまり、
出生率上昇と人口増加に
『因果関係がない』点をつきます。
このように、
ディベート型の討論では、
①事実の真偽と、
②因果関係のチェックをする事で、
『効果的な反論』が可能となります。
『私の講座』では、
テキストを読み込む過程で、
こうした思考訓練も
自然となされるようになっています。
是非、
論作文対策だけでなく、
面接・集団討論対策としてもご活用頂ければと思います。
因みに、
『結論をまとめるタイプ』の、
標準的な集団討論では、
こうした反論はしないのが原則です。
こちらの場合は、
『なるほど！面白い見解ですね～！』と、
『笑顔で認めつつ』
『変な意見を自然に切り捨てる技術』を駆使して下さい。
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