”我が軍発言”の深い意味 | 朝倉新哉の研究室

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安倍総理が、自衛隊を”我が軍”と発言しました。
詳しい発言内容はこちら

何人かの有力ブロガーさんが、この発言について言及していますが、
『余命3年時事日記』と絡めている方はいないようです。
余命さんの記事と絡める前に、どうしても踏まえておきたいのは、
安倍総理の以下の発言です。

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予備自衛官制度創設60周年に寄せて(内閣総理大臣 安倍晋三)

我が国防衛の重要な一翼を担う予備自衛官制度は、
自衛隊発足と同時に創設され、その後も、時代の要請を受けて、
即応予備自衛官、予備自衛官補の創設など、
その充実強化を図りながら、
我が国の平和と独立、国民の安全・安心の確保に大きな役割を果たしてきました。

国家の緊急事態において、
防衛力を迅速に拡充し得る予備自衛官制度は、
我が国の安全保障の最終的な担保であり、文字通り、我が国防衛の礎であります。
予備自衛官一人ひとりの存在が、国民の命と平和な暮らしを守り抜くとの、
我が国の確固たる意志を示すもの
と言えるでしょう。
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http://www.mod.go.jp/gsdf/reserve/index.htmlから抜粋して引用。
(青字強調はブログ主による)

予備自衛官とか予備自衛官補なんて、
言葉の感じからは、自衛隊の補完的役割という印象を受けますが、
”我が国の安全保障の最終的な担保”とか、
”我が国防衛の礎”とか、
”予備自衛官一人ひとりの存在が、
 国民の命と平和な暮らしを守り抜くとの、我が国の確固たる意志を示すもの”
などと、
言葉の印象とは、ずい分違う重い意味があるかのようです。
これを念頭に置きつつ、余命さんの記事に行きます。

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余命の言ってきた民兵組織とは予備自衛官補のことでした。
これは該当ブログで詳述しておりますが、自衛隊における既成、既存の制度です。
しかし、
2012年までは実態がほとんどありませんでしたから、
ほとんどの方はこの制度のことを知らなかったのではないでしょうか。
安倍さんはこれに目をつけてフル活用したのです。
応募資格は日本人限定です。
採用は厳格で帰化日本人は除かれたようですね。
自衛隊内部でも横の連絡は一切なし。
文官による情報漏れを防ぎました。
訓練は通常訓練基地から外して徹底秘匿という2年間で予定数に達し、記述OKがでました。
反日勢力も
自衛隊周辺には24時間監視体制を敷いて部隊動向をチェックしていた
ものの、
基地内でのテロゲリラ訓練と小銃、機関銃の実弾射撃訓練だけですから
最後まで気がつかなかったようですね。
民兵組織のチェックは田母神ブルーリボンが「おとり」となって
また安倍さんにだまされましたね。
この部隊は招集は個別で、部隊編成も臨機応変という忍者部隊です。
基本的に独立性が高く、
また構成員の資質は意識において志願兵ですから強烈に保守的、右翼的ですよ。
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http://kt-yh6494.blog.so-net.ne.jp/2015-03-26から抜粋して引用。
(赤字強調はブログ主による)

本筋からは外れますが、赤字の部分、
こんなことしていたら、スパイ行為で、即、しょっぴけるようにしなければなりません。
外国だったら、スパイ行為で逮捕だと思いますよ。
スパイ防止法を作るときは、
上記のような行為はスパイ行為に当たる、と定めるべきですね。


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先日、
予備自衛官補の全課程を修了した学生さんが2人きまして盛り上がりました。
機密めいたものはお話しできませんが、いくつかご紹介いたします。
公募による自主的応募と選考基準が厳しいことから
日本人、国防という意識が強烈なようですね。
訓練実態はマニュアルとはだいぶ異なっているようで、
テロゲリラ対策を意識した実戦訓練になっているようです。
銃器の取り扱いや実射訓練はあるものの、
いわゆる逮捕、拘束を想定した格闘訓練はいくらもないようです。
組織目的が殲滅ですから当然?
訓練終了後は予備自衛官になるのですが、
有事招集における役割は後方支援が主で、戦闘行動はない
というのは表向きで、
実際はかなりの自由度がありそうです。
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http://kt-yh6494.blog.so-net.ne.jp/2015-02-16から抜粋して引用。

防衛省のHPにも、
”後方の警備や後方支援等の任務にあたる”
などと書かれており、
後方支援が主任務で、戦闘行為はしないかのような感じの書き方になっています。
しかし、実際には、戦闘訓練が主であるかのようです。
安倍総理が、
”我が国の安全保障の最終的な担保”とか、
”我が国防衛の礎”と言っていたのは、
そういうことだったのか?と。


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自衛隊に関しては、安倍さんはマジックを駆使しています。
悪くいえば詐欺的手法です。
究極は予備自衛官補制度の対応強化で
予定人員の数倍の訓練終了により
この2年間で万をこえる実質増員、これは毎年増え続けています。
訓練運用経費なので予算に増員として現れないのです。
訓練終了自衛官補は通常は無給で一般人と全く変わりません。
有事における住民自警の核となります。
その意味では民兵と言ってもいいかもしれません。
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http://kt-yh6494.blog.so-net.ne.jp/2015-02-23から抜粋して引用。
(赤字強調はブログ主による)

実際には、増員なのに増員として現れない、
まさにマジック、詐欺的手法です。
反日勢力を欺くには、見事な手法です。
まさに、孫子の言う”兵は詭道なり”です。
赤字部分の”無給”というのも、後述しますが、ひっかかる部分です。


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予備自衛官の定期訓練が規定オーバーで頻繁に行われています。
また自衛官補の訓練内容が規定とは大きく外れています。
本来の任務は後方支援、確保で
戦闘は基本的に除外されています。
しかしかなりの時間がテロゲリラとの市街戦実戦実弾射撃訓練です。
どうも今年の秋の暴発を待ってカウンターを狙っているような気がしてなりません。
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http://kt-yh6494.blog.so-net.ne.jp/2015-03-18から抜粋して引用。


後方任務が主といいながら、戦闘訓練が主、
訓練時間も予定オーバー。
以前の記事で、
3年で50日、合計400時間程度の訓練で、反日勢力殲滅の作戦行動ができるのか、
と言いましたが、
これを読んだ自衛隊幹部の方は、いないと思いますが、
もし読んでいたとしたら、
こんなふうに言うかもしれません。
「3年で50日、合計400時間程度じゃ、確かに無理だよ。
 でもそれは、あくまでも”予定”された訓練時間さ。
 予定は予定。
 予定を大幅にオーバーして訓練を施せば、立派に”使える兵士”になるのさ。」

これもまた、詐欺的手法、”兵は詭道なり”です。
これで思い浮かぶのは、旧ソ連のやり方です。

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問25
ソ連がチェコに侵入したとき、西側にさとられないために使った手はどんな作戦だったか。

 西側とは、米日英独仏などの資本主義諸国のこと。

ソ連軍は戦争のときに使用する装備戦車のほかに、
訓練のときに使用する古い型の戦車を保有している。
平時には装備戦車は格納しておき、
六ヵ月ごとに格納を解いて試運転をしたり、整備をしたりしている。
こうすることによって、装備戦車の損耗を防ぎ、戦闘力を維持しているわけである。
したがって、
ソ連の戦車部隊が大規模に装備戦車の格納を解いていると、
それはソ連軍の動員の兆候とみなされる。
1969年、ソ連軍はチェコに侵入した。
このとき、ソ連軍は
このような兆候を西側にさとられないために、あることを考えた。
それはどんな方法だったのだろうか。

答え25
装備戦車は格納したままにしておき、
訓練用の戦車でチェコに侵入するという作戦だった。

当時、ソ連軍が訓練用に使用していた戦車はT34。
格納してあった装備戦車はT54/55である。
ソ連軍がチェコに侵入したときに使用した主力戦車はT34で、
性能はT54/55より劣るが、チェコは小国であるうえ
強力な抵抗があるとは予想されなかった。
だから古い型で訓練用のT34で充分だったわけである。
それに、訓練用の戦車を使ったということは、
事前に西側にさとられることもなかったし、
格納を解いて点検に費やす時間(約24時間)も省くことができたため、
迅速な行動に移れたというのが最大の利点だった。
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『戦争・戦略情報パズル』柳内伸作 徳間書店 から抜粋して引用。
(緑字はブログ主による補足)

T34戦車

http://www.tanksinworldwar2.com/sovietunion-t-34.phpより転載


T54戦車

ウィキペディアより転載


T55戦車

http://www.enemyforces.net/tanks/t55.htmより転載


素人も訓練を重ねていけば、プロ並みになっていきます。
予備自衛官補でいる間は、訓練に参加すると日額7900円の手当が出ます。
訓練が終了し、”補”が取れて、予備自衛官になると、手当は出ません。
しかし、予定を大幅にオーバーして訓練を重ねて、
相当な練度になっても、身分は予備自衛官補のままだったら、どうでしょう。
余命さんの記事で、
民兵の募集要項を見たとき、
無給だというのが、ひっかかりました。
「無給じゃ人は集まらないんじゃないか?」
と思いました。
しかし、いつまでも予備自衛官補のままだったら、
どのような活動でも、
「これは訓練だ」
ということにしておけば、手当を出すことができます。
これだと、事実上、給料をもらえるプロの兵士になってしまいます。
身分は予備自衛官補のままですが、
予定オーバーで訓練を重ねているので、練度も高く、
訓練手当の名目で、事実上の給料ももらえる、
という事実上のプロの兵士というわけです。

反日勢力殲滅に出動するときも、
旧ソ連のように、訓練名目で出動すれば、
「いつも通りの訓練か」
ということで、反日勢力の目もごまかせるし、
予備自衛官補に手当を出すこともできます。
(無給でやらされるよりは士気が上がるはずです)
予備自衛官補という身分のままでいる、
というのも、”敵”を欺くには、よいと思います。
半人前の自衛官みたいな名称なので、
”敵”を油断させることができるでしょう。

ここで、あらためて、冒頭に引用した安倍総理の訓示を読むと、
すごく深い意味があるような感じがしませんか?

”我が国の安全保障の最終的な担保”
”我が国防衛の礎”
”予備自衛官一人ひとりの存在が、
 国民の命と平和な暮らしを守り抜くとの、我が国の確固たる意志を示すもの”

安倍総理が、”我が軍”と呼びたくなるのもむべなるかな、
という気がします。

>この部隊は招集は個別で、部隊編成も臨機応変という忍者部隊です

というのも、ひっかりますね。
これを思い出しちゃいましたよ。




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