マスコミおよび中国が集団的自衛権に反対する理由 | 朝倉新哉の研究室

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全ては日本を強くするために…

やあ、みなさん、私の研究室へようこそ。

今日は、集団的自衛権について考えてみたいと思います。

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....ベトナムとは水面下で軍事協力の下地作りが進められている。
2013年10月には
かしま、しらゆき、いそゆき からなる練習艦隊が
幹部候補生740人とともにダナン港を訪問、
同年9月には小野寺防衛大臣がカムラン湾の海軍基地視察に招待されている。
2014年4月にはベトナム人民軍総参謀長の日本訪問、
6月には自衛隊輸送艦くにさきに
日米豪の兵員が乗船してベトナムと共にダナン港で共同演習を行なった。
ベトナムは中国対策にロシアからキロ級潜水艦6隻の供与を受けることになり
2014年すでに1隻が配備されている。
あと5隻は2016年までに供与されることになっている。

このキロ級潜水艦は
電子探知システムや無反響外殻が採用され、
3M-54 Klub対艦ミサイルが装備されているなど、
中国で配備されているものより先進的だそうです。
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http://kt-yh6494.blog.so-net.ne.jp/2014-06-23から抜粋して引用。
(青字強調はブログ主による)


ロシア製 キロ級潜水艦 ウィキペディアより転載


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日本では一般国民は
ベトナム戦争いえば、ベトナムが米国と戦ったというくらいの認識しかないでしょう。
また中国とベトナムとは同じ共産主義国家という括りでしょう。
隣国ではありますが、
日韓のように双方嫌悪感のかたまりというような感覚は想像できませんね。
最近の漁船衝突という激しいぶつかり合いは理解できないのではないでしょうか。
ところが実態はというと、
ベトナム戦争で疲弊していた時期に中国軍が侵攻したのを皮切りに、
西沙諸島の戦い(1974年)、中越戦争(1979年)、中越国境紛争(1984年)、
スプラトリー諸島海戦(1988年)と5年ごとに中国は侵略の歴史。
その結果、ベトナムは海外諸島を全て奪われてしまいました。
そしてさらにベトナムの沿岸権益まで侵略しようとしているのですから怒り心頭、
現状のベトナムは臥薪嘗胆、捲土重来というところでしょう。
このような状況ですから、ベトナムの復讐戦本気度は半端ではないのです。
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http://kt-yh6494.blog.so-net.ne.jp/2014-06-23から抜粋して引用。

日本とベトナムとの軍事協力が進む中、今年4月1日に、
武器輸出三原則に代わる防衛装備移転三原則が閣議決定されました。
これと、ベトナムがキロ級潜水艦をもっていることをあわせて考えてみると、
面白いことが考えられます。
これは、中国にとっては”恐怖のシナリオ”になります。
日本がベトナムに、日本製の魚雷を提供すれば、
キロ級潜水艦+日本製魚雷
という組み合わせが実現します。
日本製の89式長魚雷は、高性能で、
これをベトナムが入手すると、中国にとっては脅威です。

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中国の恐怖は、
この89式魚雷が提供された場合シーレーンが遮断されるということだ。
魚雷サイズが世界標準共通、直径533mmであるため
ロシアから供与されるキロ級潜水艦の魚雷発射管がそのまま使える

VA-111 シクヴァル(ロシア製魚雷)も89式も両方が使用可能ということだ。
双方同レベルの装備であれば
10数㎞という安全距離で対峙するだけで双方互いに手が出せないが、
89式があると一方的な攻撃ができる。
長射程だから安全距離から攻撃できる。
VA-111 シクヴァルはロケットエンジンによる高速度を武器に、
接近してくる魚雷の迎撃ができる。
ところがこの魚雷は深深度魚雷ではない。
よって89式が600mというような深度設定をして
敵潜水艦直下まで接近し、垂直上昇攻撃というスタイルをとれば防御が不可能なのだ。
水上艦を含めて全く戦闘にならない。
ここまででも日中の軍事格差がどれだけ大きいかがわかるだろう。
日中戦争は機雷封鎖だけでもほぼ終わるが、
実質、戦闘となった場合でも
少なくとも海中、海上では戦闘にならない。
出てくれば中国海軍は全滅する。
中国は共産党はもとより国家が崩壊するだろう。......

日米が中国と開戦する可能性は
諸般の状況を勘案するとほとんどありません。
ところがベトナムやフィリピンとならば中国は100%開戦するでしょう。
フィリピンの抵抗は無理ですが、
ベトナムは89式魚雷だけで
中国の生命線 南シナ海シーレーンの遮断が可能です。
もし内緒で89式をベトナム軍がキロ級潜水艦に装備したら、
南シナ海は中国軍艦船の墓場となります。
日米の安上がりで効果抜群のシナリオが見えてきましたね

ちなみに深深度魚雷は超精密部品のかたまりです。
中韓20年たっても製造は不可能です。
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http://kt-yh6494.blog.so-net.ne.jp/2014-06-23から抜粋して引用。
(青字、赤字による強調はブログ主による 緑字はブログ主による補足)


潜水艦(キロ級ではありません)の艦内から見た魚雷発射管と魚雷 ウィキペディアより転載

日本の89式魚雷も、上の写真のように、
キロ級潜水艦の発射管(丸い穴)にすっぽり収まるわけです。

現代の魚雷は、船の真下で爆発させることで、
船の竜骨をへし折ってしまうので、
1発で、まず間違いなく撃沈されてしまいます。

動画1



以前の記事で、ケーブルセンサーシステムを取り上げました。
そのとき引用した余命3年時事日記(13年10月30日付)には、
以下のようにありました。

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中国海軍の大型艦及び海洋警察の5割以上、
そして潜水艦は原潜含めて全部が把握されている。
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http://kt-yh6494.blog.so-net.ne.jp/2013-10-30から抜粋して引用。

中国海軍の大型艦の5割以上、そして全ての潜水艦の
固有の磁気、艦の大きさ、エンジン音、スクリュー音が、
ケーブルセンサーシステムによって、すでに把握されています。
このときから、半年以上経っていますから、
もっと多くの艦船のデータが把握できているだろう、
と思っていたら、案の定でした。

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すでに日本の水中探知網は
中国北海艦隊、東海艦隊、南海艦隊のほとんどの艦船情報と、
全潜水艦の艦船情報を収集し、基地出港直後から追尾できる。
p-1とあわせたリアルタイムの敵艦船情報は
ベトナムの潜水艦の受信設備をちょっといじるだけで完了する。
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http://kt-yh6494.blog.so-net.ne.jp/2014-06-18から抜粋して引用。
 
潜水艦は、もともと全てが把握されていましたが、
水上艦も、すでにほとんどが把握できているようです。
こうなると、中国海軍は、日本に攻め込もうとしても、
極端に言えば、港を出た直後に、撃沈されてしまいかねない状況になっているのです。

日本に対して何もできないので、
中国は、フィリピンやベトナムに、ちょっかいを出してきています。

しかし、集団的自衛権行使が容認されると、
それさえも封じられてしまうのです。

魚雷の提供だけなら、
防衛装備移転三原則によって、可能でしょうが、
艦船情報の提供となると、多分できないでしょう。
しかし、集団的自衛権が認められれば、
日本と関係の深い国に対して、
艦船情報を提供することで、その国を守る、
ということもできるようになります。
(そういう国を守ることが、日本を守ることだ、
 というのが、集団的自衛権の考え方ですから)

中国がベトナムを攻めることが、
日本の安全を脅かす事態だ、
ということになれば、
日本は、ベトナムを守るために、武力行使を含む行動ができます。
日本が、直接戦闘に参加しなくても、
89式魚雷を提供したり、中国艦船の情報を提供したりすれば、
ベトナム勝利、中国敗北は、確実です。

集団的自衛権が認められると、
中国は、日本に対してだけでなく、
フィリピンやベトナムに対しても、何もできなくなってしまうのです。

中国の代弁者である日本のマスコミが、
集団的自衛権を批判的に報道するのも当然です。

>日米の安上がりで効果抜群のシナリオが見えてきました

とありますが、
中国をつぶすなら、
中国とベトナムを戦わせて、
ベトナムを助けて勝たせるのが、最も賢いやり方かもしれません。
直接、矢面に立たないので、
自分は、損害を受けることなく、中国をつぶせるのですから。

もっとも、中国は国際法を無視する無法な国ですし、
以前の記事で紹介したように、
中国の第2砲兵(核ミサイル部隊)は、アタマがいかれていますから、
(当ブログ『キチガイに核ミサイル』をご参照ください)
「日本は、ベトナムに魚雷を提供したり、艦船情報を提供している。
 我が国(中国)は、これに対する報復として、核ミサイルを使用する」
などと言って、日本を核攻撃してくる可能性があります。
それを防ぐには、迎撃ミサイルを増やさなければなりません。
弾道ミサイル迎撃実験に成功したときの動画です。
                  ↓
動画2              ↓


中国の核ミサイルは、日本だけに向けられているのではありません。
アメリカ、ロシア、インドに対しても、向けられています。
第2砲兵が理性的なら、
持っているミサイルを全て日本に向けて、発射することはありません。
アメリカ、インド、ロシアに対抗することができなくなりますから。
しかし、『キチガイに核ミサイル』で紹介したように、
第2砲兵は、かなりイカレています。
持っている全ての核ミサイルを、日本に向けて発射することも考えられます。

日本は、イージス艦を2隻増やすことを決定しています。
第2砲兵が、まともなら、それで十分間に合うかもしれません。
しかし、全ての核ミサイルを日本に向けて発射する可能性があるので、
イージス艦を2隻増やす程度では、間に合わないと思います。
イージス艦1隻あたりに搭載している迎撃ミサイル(SM3)は、
36発だそうです。
(『自衛隊vs中国軍』かの よしのり 宝島社新書 による推定)
10隻増やしても、360発。
第2砲兵の言う”1000発の飽和攻撃”には、とても間に合いません。
以前の記事で、
アーセナルシップを建造する、とか、
BMD艦を導入する、という方法を提案してきました。
もう1つの方法として、
動画2に登場している迎撃ミサイル(SM3)の1段目のブースターを大型化して、
射程距離を伸ばし、車両に搭載する、
というのも、アリではないか、と思います。
ウィキペディアによると、
中国の東風11号という短距離弾道ミサイルは、
台湾を標的としており、500発配備されています。
日本が、車両搭載型の迎撃ミサイルを開発すれば、
台湾は、このミサイルを日本から輸入することで、
中国に対抗することができます。

あ、考えてみれば、
集団的自衛権が認められれば、
台湾を守るために、
89式魚雷を提供したり、艦船情報を提供したりできるようにもなりますね。
中国としては、気が気じゃないでしょうね。
日本のマスコミも、集団的自衛権を批判することで、
”援護射撃”をしている、と、こういうわけです。
敵国を利する行為を堂々とやってるのですから、
”殲滅”されても当然だと思います。
以前の記事で紹介したように、
自衛隊の反日勢力掃討作戦では、
”メディアは殲滅破壊”
となっているそうですから。


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