中国は泥棒国家 | 朝倉新哉の研究室

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全ては日本を強くするために…

中国は、国連安全保障理事会(安保理)の常任理事国ですが、

その地位は台湾から掠め取ったものです。

台湾の正式名称は、中華民国です。

この中華民国(蒋介石が率いる中国国民党政権)は、

支那事変、大東亜戦争で日本が戦っていた相手です。

中華民国は、アメリカなどと同じ連合国であったため、

戦勝国の地位を得ました。

そのため、国連でも、安保理常任理事国となりました。

中国国民党軍は、中国共産党との戦闘に敗れ、台湾に逃げました。

そして、台湾を支配し、事実上、中国国民党政権=中華民国=台湾ということになりました。

国民党軍を大陸から追い出した共産党は、

1949年10月1日に、中華人民共和国の建国を宣言しました。

建国から1ヵ月余りの同年11月18日、

中国は、中華民国(台湾)の追放を国連に提起しています。

中国は当時、国連に加盟してもいませんでした。

それなのに、図々しくも、「台湾を国連から追放しろ」と提起したのです。

中国は、その後も、この種の提起をし続けました。

これは、「中国代表権問題」と呼ばれ、提議されては否決され続けていました。

状況が変わったのは、ベトナム戦争の泥沼化でした。

アメリカは、北ベトナムと停戦交渉を進めるために、中国の協力が必要になり、

常任理事国の地位を台湾から中国が継承することを認めたのです。

かくして、1971年10月25日、

中国が常任理事国であることを認める決議(アルバニア決議)が採択されました。

中国が、最初に台湾追放を提起してから、ほぼ22年です。

なんというしつこさ!

アルバニア決議の内容は以下のようなものです。

国連総会は、国連憲章の原則を思い起こし、
  中華人民共和国の合法的権利を回復させることが、
  国連憲章を守り、かつ国連組織を憲章に従って活動させるためにも
  不可欠であることを考慮し、

中華人民共和国政府の代表が国連における中国の唯一の合法的な代表であり、
  中華人民共和国が安全保障理事会の5つの常任理事国の1つであることを承認する

中華人民共和国のすべての権利を樹立して、
  その政府の代表が国連における中国の唯一の合法的な代表であることを承認し、
  蒋介石の代表を、
  彼らが国連とすべての関連組織において不法に占領する場所から
  ただちに追放することを決定する

これについて、ウィキペディアには、こうあります。

>>>
国連憲章の記載は未だに、中華民国が国連常任理事国であるため、
中華民国がもつ常任理事国の権限を中華人民共和国が継承したと解釈されている。

「中華人民共和国の合法的権利の回復」とあるが、
そもそも国際連合が設立された後の1949年に建国された中華人民共和国が、
国際連合の加盟国であったことは一度もないので、
正式には「合法的権利の回復」ではなく「合法的権利の取得」である。
>>>

よく考えると、これはおかしな決議です。

>国連憲章の原則を思い起こし

と言うなら、国連憲章では、中華民国(台湾)が常任理事国です。

なんで中国を常任理事国にしなきゃいけないの?という話です。

「合法的権利の回復」は当然おかしいですが、

「合法的権利の取得」というのもどうでしょうか。

台湾が持っていた権利を奪ったのですから、”奪取”または、”窃取”

と言うほうが当たっていると思います。

なにしろ、中国は第二次大戦中は、存在しておらず、

連合国の一員として戦っていたのは、中華民国(中国国民党政権)なのです。

蒋介石の国民党軍は、逃げ回ってばかりで、

日本軍とまともに戦ったことは、ほとんどありませんでした。

その国民党政権(=中華民国)が、戦勝国の地位を得る、そして常任理事国にもなる、

というのも、おかしな話なのですが、

中国は、その中華民国から、常任理事国の地位を”継承”したわけです。


$国家戦略研究
左から蒋介石、ルーズベルト米大統領、チャーチル英首相
中華民国が戦勝国になれたのは、連合国の一員だったからこそなのです。
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1188.htmlより転載


>蒋介石の代表を、
>彼らが国連とすべての関連組織において不法に占領する場所から
>ただちに追放することを決定する

というのも、おかしな文言です。

”不法に占領する”という言い方は、極めて恣意的です。

完全に中国目線の言い方です。

この決議が採択された時点では、生きていた蒋介石も、

とっくに死んでいますし、息子の蒋経国も1988年に死んでいます。

追放の対象となっているのは、”蒋介石の代表”ですから、

中華民国は対象になっていないと解釈することもできます。

現に、中華民国の法的地位は未確定だ、という解釈と、

アルバニア決議は、中華民国に対して決議されてはいない、という解釈が存在しています。

そして、決議自体が無効だという主張まであるのです。

>>>
そもそも、国連憲章は
国連常任理事国の継承や国家代表権の引継ぎなどを想定しておらず、
同決議自体が、解釈の上に解釈を重ねて成立したものであり、
はたしてどの程度の効力を持つのかもあやふや

何らかの理由で本決議の効力が否定された場合は、
中華人民共和国は拒否権を失う可能性もある。
>>>

ウィキペディアより引用。


結局のところ、中国は、

建国直後から、22年もの間、台湾を追放しろ、と主張し続け、

アメリカがベトナム戦争で苦境に陥ったのを利用して、

まんまと常任理事国の地位を手に入れたのです。

このしつこさは、見習うべきです。

消費税増税が決まってから、

有力ブロガーさんが、ブログを休止したり、

絶望感にうちひしがれているような方がいるようですが、

みなさん、性急すぎませんか?

近視眼的じゃないですか?

中国は、建国からアルバニア決議採択まで、ずっと国連に加盟していませんでした。

そんな国際的地位があやふやな状態で、ねばり強く、台湾追放を主張し続け、

ついに、台湾追放と国連加盟を達成し、

おまけに常任理事国の地位まで手に入れたのです。

その間、ほぼ22年です。

安倍総理が実は、グローバル資本の手先であったとしても、

我々国民が、草の根で、真の国民政党を作り、

正しい経済政策を実行してくれる政権を樹立すればいいのです。

次の総選挙では間に合わないかもしれません。

それでも、あきらめてはだめです。

22年間あきらめなかった中国共産党政権のねばり強さを見習うべきです。

何年かかろうとも”正しい経済政策”を実行してくれる政権を作る!

日本を乗っ取ろうとする中国、韓国や、

日本を経済的植民地のような状態にしようとするグローバル資本に打ち勝つためには、

そのぐらいの、しつこさとねばり強さが必要なのです。


中国は常任理事国の資格なし!
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