明日、安倍総理がTPP交渉参加を表明するなどと報道されています。
先週もそんなこと言ってませんでした?
それどころか、先々週も言ってたはずですよ。
TBSの『ひるおび』で、解説委員だか政治記者かなんかが
「今週末(3月1日のこと)には、(交渉参加を)発表するでしょう」
とか言ってました。
でも、そんな発表はありませんでした。
先週は、新聞各紙が「事実上の交渉参加表明」なんて書いてませんでしたっけ?
マスコミが「参加表明するぞ、するぞ」と言って、実際にはそんなことはない、
という繰り返しになっています。
明日の”発表”も同じことになりそうな気がしますね。
そうなると狼少年と同じで、マスコミは信用を失います。
あっ、ネットユーザーからは、すでに失ってますね。
「参加表明するぞ~」
http://sannen.at.webry.info/200801/article_21.htmlより転載
ところで、
http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-578.html
で、APECの首脳声明文に、TPPが Living Agreement であることが掲載されています。
Living Agreementとは、
>「交易、テクノロジーあるいはその他これから出現する問題の発展に対応して進化」し、
>「アジア太平洋地域を横断する他の経済圏を取り込んで」拡大する協定
だそうで、
>「協定成立後も新たな参加国を取り込むような“生きている協定”」という意味を含むものです。
>つまりは今般、日本が「TPP交渉に参加しない」と仮に一旦決断したとしても、
>“living agreement”で“dock on”のTPPが存在する限り、常に「参加の余地」が残り続けます。
>この場合、参加問題は未来永劫くすぶり続けるのです。
>つまり、残念ながら、今回仮に「参加しない」と決めたとしても、
>それでTPP問題が完全に解決するわけではないのです。
>TPPというのは存在する限り、回りのすべての国を飲み込もうとする、
>TPB(Tranc-Pacific Black hole 環太平洋ブラックホール)
>とでも呼びたくなるような代物なわけであります。
以上、全てhttp://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-578.htmlからの引用です。
これは怖いですね。
たとえ、不参加を表明したとしても、
TPPが存在するかぎり、参加の圧力は常にかかり続けるのです。
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一方、今回仮に日本が「参加表明」したとします。
日本の参加表明はまるで浦賀に来航した黒船のように、
TPPの他の交渉参加国の諸国民に、極めて激しい化学反応を引き起こすことになるでしょう。
そして、うまく行けばその激しい化学反応は、
TPPそのものをこの地球上から消滅させてくれる作用を及ぼすかも知れません。
少なくとも、「日本が交渉参加しない」と表明した場合よりも、
「日本が交渉参加する」と表明した場合のほうが、TPPそのものが消滅するという、
最も望ましい状態が成立する確率が確実に高まります。
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http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-578.htmlから引用。
仮に安倍総理が、明日交渉参加を表明したとしても、
落胆したり、怒ったりしないでください。
Living AgreementであるTPPを無害化するためには、
交渉に参加して、普通の貿易協定にしてしまう(または消滅させてしまう)、
というやり方もあるのです。
もし、明日、参加表明をしなかったら、安倍総理は、
交渉参加するかしないか曖昧にしたまま、時間稼ぎをして、参院選まで引っ張るつもりなのか?
という気もします。
・いかにも参加に前向きな姿勢を見せることで、
マスコミを騙し、TPP参加が既定の事実のように報道させ、
日米の関係が緊密であることをアピールすることで、
中国の暴走を抑える。
・参院選で過半数を取ったら、憲法を改正して、自衛隊を軍隊とし、
核兵器も持てるようにする。
・日本単独で中国の核に対抗できる態勢が整ったら、
「国民の反対が強いから、やっぱり参加しないよ」と表明する。
(日米共同声明に、TPPに対して反対が強いことを盛り込んだのはこのため?)
こういうシナリオを描いているのではないかと…。
TPPがLiving Agreementであり、
”日本が乗らない限り、絶対に発車しないバス”(←http://mgr-blog.jugem.jp/?eid=401から引用)
であるなら、
参加するかしないか曖昧な状態で、時間稼ぎするほうが、いいんじゃないでしょうか。
その間に核武装してしまうのです。
そうすれば、アメリカの”核の傘”は必要ないですから、
反対世論を理由に、蹴ってしまう、または
Living Agreementではない普通の貿易協定にしてしまう、
そういうことができます。
安倍総理の本意が、TPP参加にあるなら、
とっくに参加表明しているんじゃないかと思います。
それをしないで、曖昧な発言で引っ張っているのは、
やはり中国を牽制しながら、いずれTPPを蹴るつもりなのか?
という気がするんですがねえ。
どうなんでしょうか。
仮に、明日、交渉参加を表明しても、参加することで、TPPを消滅させる道もあるし、
TPPが日本に不利な内容で妥結したとしても、
批准しなければ発効しませんから、落胆する必要はありません。
http://mgr-blog.jugem.jp/?eid=401
でも、
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自民党は、対米関係に支障が出ない程度に、
参加するともしないとも言わずに時間を稼ぎ、
有耶無耶にしてTPP自体を無かった事にするのが望ましい。
いい加減、この程度の腐れ情報に踊らされて、
「TPP交渉に参加すると言っている安倍を信用するべきではない!」とか抜かす連中が、超ウザい。
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とあります。
安倍総理は、いかにも交渉参加に前向きに見える姿勢を示しているだけです。
マスコミがこれを、参加を前提にした発言だ、などと解釈して報道しているだけです。
・時間稼ぎをして不参加
・消滅させるために交渉参加→消滅させるか普通の貿易協定にしてしまう
・妥結しても批准しない
これだけ道があるのですから、「安倍不支持!」などと言ってる人たちは、
短絡的な人か、工作員か?
と思っていまいますね。
安倍政権を見限るのはまだ早いと思います。
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