http://www.nihon-saikyou.net/archives/3056377.html
に、アメリカの動物学者、エドワード・シルヴェスター・モースが日本に滞在していたときの
エピソードが書かれていたので引用させていただきます。
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明治15年モースは、広島の旅館に財布と懐中時計を預けて長期旅行しようとした。
旅館の女中は預かり物をお盆に入れて、畳の上に置いただけだった。
不安にかられて、モースは宿の主人を呼んだ。
だが主人はこう言っただけである。
「ここに置いても安全です」
旅行中にこの部屋を使う客は何人もいるはずだった。
女中たちの出入りもある。
不安はあったが、半ば実験だと思って、モースはそのまま旅に出た。
一週間後。
旅館に戻ったモースは、ふすまを開けた。
《帰ってみると、時計はいうに及ばず、小銭の一セントに至るまで、
私がそれらを残していった時と全く同様に、ふたのない盆の上に乗っていた》
欧米の宿では盗難防止のため、水飲み場のひしゃくには鎖が付き、
寒暖計は壁にネジで留められているのが常だったという。
「日本人は生得正直である」とモースは記した。
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さすがに現在では、こうはいかないでしょうが、
日本人の倫理観の高さは、世界に誇れるものです。
以下の動画は、2010年に起こったハイチの大地震の後に起こった
略奪の様子です。
白昼堂々、略奪をしています。
東日本大震災では、このような略奪は起こっていません。
写真週刊誌に、
「コンビニのATMが壊されて中の現金が奪われていた」
と写真が出ていましたが、それはハイチのように白昼堂々やったわけではなく、
津波直後に住民が避難した直後か、夜間、人がいないときに行われた犯行です。
大勢の市民が堂々と店に押し入るような略奪は一切起こっていません。
私は3月11日の夜、自転車で街中を走り回りましたが、
(どの店が営業しているのか、入手可能な商品は何かを把握するためです。
スーパーもコンビニもホームセンターも全て営業せず、
生活必需品が全く手に入らないとなれば、遠方に避難するしかなくなるからです。
私の従兄弟は栃木に1か月ほど避難していました。)
略奪などありませんでした。
(ATMが荒らされていたのは、私が走り回った範囲より遠いところでした)
その後も私が見たのは、営業しているスーパーなどで並ぶ人の長蛇の列ばかりで、
略奪など見ていません。
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ここでちょっと豆知識ですが、
高台に造成された住宅地は水道の復旧が遅いのです。
ラジオで、市内各地の水道がいつ復旧するかを放送していました。(11年の3月後半)
「○○台、4月中旬。××ヶ丘、4月下旬。」
と、高台の住宅地は、軒並み1か月以上かかっていました。
私の家は、低い所にあるので、1週間ぐらいで水道は出るようになりました。
高台→津波の被害は受けないが、水道の復旧が遅い。
低地→水道は早く復旧するが、津波に呑まれる可能性がある。
新しく家を買おうと思っている方、
引っ越しを考えている方、
のご参考になればと思います。
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ネットで、東北人はすごいなどというコメントを見ましたが、
東北人が特別なのではありません。
阪神・淡路大震災でも同じように秩序は保たれていました。
関東大震災のときもそうでした。
外国人の新聞記者が、
「日本人はパニックになることもなく、略奪もせず、秩序が保たれている。」
という記事を書き送っています。
他国 略奪が起こるのは当たり前
日本 略奪が起こらないのが当たり前
この差は大きいです。
日本は倫理観の高い道義大国、
この事実を国民ひとりひとりが知ることが、誇りを持つことにもつながるし、
的確な国家戦略を打ち立てることにもつながるのです。
私は断言します。
今後、大きな災害が起こったときも、日本人は秩序を乱すことなく、
他国から称賛されるだろう、と。
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