”海外の反応”もマユツバ | 朝倉新哉の研究室

朝倉新哉の研究室

全ては日本を強くするために…

http://ttensan.exblog.jp/17451559/

からの引用です。

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【社説:衆院選 自民圧勝 謙虚に政治の安定を】
毎日新聞 2012年12月17日 03時25分 より 抜粋

安倍氏ら自民党が自衛隊を「国防軍」に改称する9条改憲や、
尖閣諸島への公務員常駐の検討など
保守色の強い路線に傾斜していることは気がかりだ。
海外にも日本に偏狭なナショナリズムが広がることを警戒する声がある。
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>海外にも日本に偏狭なナショナリズムが広がることを警戒する声がある。

その海外ってどこだよ、という話なんですよ。

東南アジアは、日本の軍拡を歓迎しています。

(当ブログの記事『日本の軍事力強化は歓迎されている』をご参照ください)
http://ameblo.jp/karate246/entry-11424771523.html

アメリカもそうです。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/36784

に、イギリスのフィナンシャルタイムズの記事を翻訳した記事が載っています。

その記事の中に、

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米国政府には、防衛費を増やしたり、
既に強大である自衛隊の出動の制限を緩和したりするという
安倍氏の計画を歓迎する向きが多い。
米国の政策立案者は以前から、もっと堂々と強い態度を見せられる
同盟国がアジアにあることを望んでいる。
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と書いてあります。

すると、結局のところ、

”日本の偏狭なナショナリズム”などというものを、警戒しているのは、

中国や韓国だけじゃないのか?

ということになってきます。

ところで、

あるブログで、海外在住の日本人の方がこんなコメントを書いていました。

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よく海外メディアがXXXXXX言っているとか、それを利用するマスゴミがいますが・・・・、
注意しなくてはいけないのが、海外メディアも大して取材能力はありません。
日本のメディアの二次ソースを使って報道してます。
その海外メディア報道を逆輸入して煽る場合が多いのでは、と思ってます。
また、所謂ポジショントークも多いので眉唾物です。

日本のメディアでもNHKを参考にする海外メディアですから、
私達が敏感に監視しすることが大切です。 
特にその印象が強かったのが311の東日本大震災による福島原発の放射能問題です。
あの爆発シーンを繰り返し報道する訳です。
これはCNN,NBCが特に酷かったですね。
その後、この放射能被害の間違った報道や学者の論文が公開されると、ぴたっと止みました。
報道機関とはこんなモンですが、日本ほど国民を誘導するメディアは無いのかもしれません。

日本は外圧で変わる・・とか、それを利用しているのが日本のマスゴミ手法でしょう。
「外国では XXXが一般的です」とか、
これに騙されるのが日本人だ・・・との認識が強いんでしょうね。
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ということは、

日本の報道を基に、海外メディアが記事を書く。
    ↓
それをもとに、日本のメディアが、
○×国の△△新聞が「……」と言ってるぞ、
という記事を書く。

という流れがある、ということです。

日本で、”海外の反応”として報道されているもののうち、何%かは、確実に、

そういう、日本の報道が海外で取り上げられて、日本に戻ってくる

”ブーメラン的な記事”だと言ってよいでしょう。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/36784

に、こんな件があります。

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自民党がこれほど早くかつ大きく党勢を回復したことは、同党への警告でもある。
与党に対する有権者の態度はますます厳しいものになりつつある。
そして安倍氏やその同僚たちが認めるように、
16日の大勝利は自民党に対する心からの支持というよりは、
民主党によるお粗末な政権運営が拒絶された結果なのだ。
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これって、総選挙後に日本のTVが言ってたようなことじゃないですか?

記事はこう続きます。

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東京都心の投票所にやって来たモリタ・エツコさん(29歳、主婦)は、
自民党を支持したが、それほど熱心に応援しているわけではないと語った。
多くの有権者の声を代弁した格好だ。
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実際に、100人ぐらいの日本人有権者に話を聞いて、

上のような意見が大勢を占めたなら、

>多くの有権者の声を代弁した格好だ。

と言えますが、

この記事を書いたフィナンシャルタイムズのMure Dickieという記者は、

おそらく、そんなインタビューはしていません。

日本のTVが、

投票所から出てきた人にインタビューし、

その人が話した内容が、有権者の代表的な意見であるかのように放送しているのを見て、

「これが有権者の意見なんだろうな」

と思って、記事を書いているのだと思います。

つまり、海外メディアも、

日本メディアが行う情報操作に影響されている可能性が大だということです。


国家戦略研究
海外メディアの記事だからといって、鵜呑みにすることは危険です。
写真はロイター本社(今回の記事内容と直接は関係ありません) 
ウィキペディアより転載


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