http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1718.html
から抜粋しての引用です。
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原子力発電のしくみ
原発施設は、原子炉と付属冷却機、そして発電機の三つから構成される。
原子炉は重油ボイラ ーと違い常時発熱しているので、
最高出力の臨界状態になろうとなるまいと常時電気冷却が必要だ。
一方発電機は原子炉で作られる蒸気を使って羽根車を回して発電する装置で、
原子炉とは独立したまったく別の設備である。
したがって発電機を止めたからといって原子炉の安全とは関係がない。
止めると本来、発電できる能力を遊ばせて無駄になるだけでなく、
むしろ原子炉の冷却用電源が一系統減るのでかえって危険だ。
だから原子炉事故防止のために発電機を止めると言うのはまったく意味がない、
百害あって一利なしの無駄で危険な行為なのだ。
もし大津波が差し迫っているから発電を止めるというのなら、
原発地域の住民退去がまず必要だ。
原子炉本体の撤去も必要だ。
しかし政府は二つとも何もしていない。
ということは原発停止の本当の目的が住民の安全ではなく、
全国の電力供給を止めることであることが分かる。
誠に恐るべきエネルギーテロ政策だ。
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現在、「原発は止まっている」状態ですが、
これは、発電機を止め、炉心に制御棒を挿入し、核分裂反応を止めている状態です。
しかし、この状態でも、「崩壊熱」は出続けます。
この崩壊熱を冷ますために、冷却し続けなければなりません。
”制御棒で核分裂は止まっているが、崩壊熱は出続けている状態”
これは、福島第一と同じ状態です。
電源が生きていて、冷却系統も壊れていないので、事故にはなりませんが、
もし、電源が死んで冷却系統が壊れた場合、福島第一と同じことになります。
普通に発電している状態よりも、今の状態のほうが危険なのです。
(引用文中にあるように、発電を止めることによって、冷却が一系統減るからです)
”普通より危険な状態でなおかつ、発電もできない”
それが今の原発の状態です。
こんなバカな話がありますか?
よく電力会社が従ってるな、と思います。
「普通に発電したほうが、しっかり冷却できるし、電力供給もできるし、
止める(核分裂と発電を止める)のは百害あって一利なしだ!」
という反対意見は出なかったのでしょうか?
原発による発電が止まっているから、電力需給がひっ迫して、
いつ大停電が起こってもおかしくない状態です。
大停電が起これば、止まっている原発の崩壊熱を冷やすことができなくなります。
(非常用発電機が動けば冷やせますが)
そうなれば、福島第一と同じことになります。
(福島第一は核分裂反応は止められましたが、通常の電気系統と非常用電源が壊れ、
崩壊熱の冷却ができなくなったために大惨事になったのです)
原発による発電を止めることで、同じ事故がいつでも起こりうる状態を作っているのです。
原発が発電できない状態のために、原油の輸入が増え、電気料金も値上げされました。
原油の輸入が増えたことで、貿易収支も赤字になりました。
ただ、所得収支が大幅な黒字なので、全体の収支(経常収支)は、黒字を保っています。
貿易収支の赤字は、国家破綻に一歩近づくことです。
日本は、”国の借金”では破綻しませんが、(100%円建てなので)
貿易収支の赤字が続くと、破綻する可能性が出てきます。
今の日本は、所得収支が大幅黒字なので、破綻はしませんが、
普通の国なら、破綻街道まっしぐらになりかねません。
原発の発電が止まっていることで、復興も遅れるのです。
復興のためには、生産を増やさなければなりません。
しかし、電力需給がひっ迫しているために、それもままならないのです。
生産を増やそうにも、電力が足りないために、増やせないのです。
「原発が止まっても大規模な停電は起こらない。電力は足りてるじゃないか」
という意見を見聞きしますが、
「そういうことを言う奴がいるから復興が進まないんだよ!」
と言い返してやりたいです。
これは、ものすごく巧妙な日本弱体化の謀略です。
原発事故によって、「原発は危険だ」という固定観念が強まり、
「原発は危険だから止めろ」という命令を政府が出しても、
一般の国民は反対しないどころか、”政府が英断を下した”と思うでしょう。
しかし、”原発を止める”=”核分裂反応と発電を止める”
という状態は、普通の状態より危険なのです。
発電を止めることによって、電力需給がひっ迫し、いつでも大停電が起こりうる状態なのです。
全国の原発が福島第一と同じ状態に、いつでもなりうる状況を作っているのです。
そういう危険な状態を作り、
貿易収支を悪化させ、
震災からの復興も遅らせる、
本当に巧妙な日本弱体化策です。
「原発は危険だ」
という固定観念が、いかに危険か、おわかりでしょうか。
「危険だ」「危険だから止めろ」と国民が主張すれば、
全国の原発が福島第一と同じ状態になるのです。
(冷却系統が生きていれば大丈夫ですが、
非常に危険な綱渡り状態であることは間違いありません)
普通に発電しているほうが安全であり、
電気料金も安くすむし、節電の必要性も低くなるのですから、
原発を止めずに、発電しながら、津波対策や地震対策を講じるほうが、
安全であり、経済的なのです。
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