最も高度な戦争 謀略戦 | 朝倉新哉の研究室

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全ては日本を強くするために…

ウィキペディアで、謀略を検索すると、陰謀と出てしまいます。

陰謀と謀略は同じものだと考えているのでしょう。

コトバンクでも、

>人をあざむくようなはかりごと

とあり、これも、謀略と陰謀が同じものだと考えているようです。

しかし、当ブログでは、陰謀と謀略は、はっきり分けたいと思います。

陰謀は、個人や企業レベルで行うもの。

謀略は国家レベルで行うもの。

”国家が、国益のために、とか、戦争に勝つために、行う はかりごと”

を謀略と呼ぶことにします。

典型は、明石元二郎大佐の対ロシア工作です。

(当ブログ『大国は内から崩せ ~明石元二郎大佐のロシア工作~』をご参照ください)

謀略は国益のために、国家が行うものなので、

謀略をやっている国から見れば、”正義の行い”です。

逆に、謀略をやられる側から見ると、”許しがたい悪行”です。

藤巻健史らの”破綻論者”たちが、「日本は破綻する」と吹聴しているのも、

彼らを操っているであろう外資系金融機関から見れば、

彼らの売り上げを増やすためにやっている”営業活動”の一環であり、

彼らにとっては”正義”でしょう。

しかし、日本にとっては、

デフレ脱却、不況脱出のための財政出動が妨げられているので、

日本の国益を損なっている、許しがたい”反日謀略”です。


『孫子』金谷治 訳注 岩波文庫 には、こうあります。

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上兵は謀を伐つ。
其の次ぎは交を伐つ。
其の次は兵を伐つ。
其の下は城を攻む。
攻城の法は、已むを得ざるが為めなり。

(現代語訳)
最上の戦争は敵の陰謀を(その陰謀のうちに)破ることであり、
その次は敵と連合国との外交関係を破ることであり、
その次は敵の軍を討つことであり、
最もまずいのは敵の城を攻めることである。
城を攻めるという方法は、(他に手段がなくて)やむを得ずに行うのである。
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破綻論者たちの言論活動が、日本の経済力を弱めるための”経済謀略”だとすれば、

戦争の方法としては、最上のものです。

そして、この謀略を破ることが、日本には不可欠です。


敵に謀略を仕掛けて、国力を弱める、

それに対して、その敵の謀略を頓挫させて、国力の低下を防止する、

こういった”謀略戦”が、”最も高度な戦争”ということです。


藤巻らが仕掛けているであろう謀略は、”国の借金”に対する誤解を利用した謀略です。

一方、公共事業に関する謀略と思われるものもありました。

『平成経済20年史』 紺谷典子 幻冬舎新書

によると、

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もう10年以上も前、スクラップを見ていて気がついた。
同時期に公共事業批判の記事が急に増え、しかも内容がどれも似通っている。

「ひょっとして」と、大蔵省に電話をして尋ねた。
「公共事業批判のキャンペーンをおやりになりましたか」と。

たとえ事実でも否定すると思いきや、
「もちろんやりましたよ」の返事があっさり返ってきた。

「マスコミにすぐ使える資料も提供しました」と。
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これを読んだときは、衝撃を受けました。

大蔵省が、公共事業悪玉論キャンペーンの発信源だったとは…。

以前取り上げた道路に関する”ウソ指標”

可住地面積当たりの道路延長

これも大蔵省が発信源ではないかと思います。

国際的に使われているのは、自動車の台数当たりの道路延長です。

この指標で見ると、日本は主要国最低レベルです。

しかし、可住地面積当たりの道路延長(ウソ指標)で見ると、

日本の道路は長すぎることになります。

以下の動画の7分58秒ごろからご覧ください。


三橋さんは、

「五十嵐さんという人が発明したものだ」

と言っていますが、

実は、大蔵省が作り出したのではないか、と思います。

キャンペーンの発信元が大蔵省ですから、大蔵省が作って、

その”駒”である五十嵐某という人物が、広めたのではないでしょうか。


日本破綻論も、公共事業悪玉論も、日本経済を弱体化させるための経済謀略です。

私が国家戦略情報部の責任者なら、この謀略に関わった者を全員逮捕するのですが…。

「日韓友好が必要だ」「日中友好が必要だ」

というのも謀略です。

その謀略を打ち破るためにも

国家戦略研究


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