中国との戦争に備えて ~なぜ機雷を重視するか~ | 朝倉新哉の研究室

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全ては日本を強くするために…

以下は、現代の海戦がどういうものかを解説した動画です。


日本のイージス艦にしても、中国の軍艦にしても、動画のような戦闘を繰り広げるには、

前提条件があります。

付近に機雷がなく、航路の安全が確保されていることです。

機雷とは、機械水雷の略です。

言ってみれば、”海の地雷”です。

陸の地雷は、土中に埋められ、踏めば爆発します。

機雷は、船体に接触したり、船の発する磁気に反応したり、スクリュー音に反応して爆発します。

国家戦略研究
http://www.mod.go.jp/msdf/mf/mwsc/mine2.htmより転載
クリックして拡大してご覧ください。


艦隊が港を出て、戦闘海域に向かう場合、

まず、港の周辺に機雷が仕掛けられていないかを確かめないといけません。

例えば、中国海軍の艦隊が、尖閣諸島を占領するために、出動することを考えてみましょう。

戦闘用の艦艇、上陸部隊を載せた輸送艦が出港する前に、

港周辺に機雷がないか確かめないと出港できません。

このとき、中国海軍が対処できないハイテク機雷が仕掛けられていたら、どうでしょう?

艦隊は港を出ることさえ出来ません。


ハイテク機雷でなくとも、充分に使えます。

中国の持つ掃海艇を、あらかじめ破壊してしまえば、

たとえ古い機雷でも、もはや対処不可能です。

中国海軍は、空母を持とうとしており、日本でも、それを脅威と見ています。

しかし、どんなに立派な軍艦を持っていようと、機雷に対処できなければ宝の持ち腐れです。


当ブログの『中国、対日宣戦布告?』という記事で述べたように、

機雷は難民対策としても重要です。

日本が機雷を大量にもっており、いざとなったら、すぐ敷設できる、

ということが広く知れ渡っていれば、

海を渡って日本へ行こうとする中国人はいないでしょう。


中国沿岸に機雷を敷設するには、潜水艦でなければ無理でしょう。

水上艦である機雷敷設艦が中国沿岸に接近したりしたら、

さすがに気づかれるでしょう。

中国軍に気づかれずに、機雷を敷設するには、

中国軍が探知できないような音の静かな潜水艦を多数保有することです。

それが中国に対する抑止力になります。

(通常戦力だけに限った場合の抑止力。核抑止力はまた別です。)


中国沿岸まで出かけていって、機雷を敷設することを考えたら、

通常動力の潜水艦よりも、原子力潜水艦のほうがいいかもしれません。

元自衛官で

「日本は原潜を40隻もつべき」

と発言している方がいます。

私が述べたような”攻勢的機雷戦”を念頭に置いての発言なのか、

わかりませんが、

原潜が40隻あれば、密かに中国の港に接近し、機雷を大量に敷設することも可能ではないか

と思います。

古い機雷を敷設した場合でも、

原潜が、港近くに潜んで、掃海のために出てきた掃海艇を攻撃して、撃沈してしまえば、

封鎖は完璧です。

(原潜は長期行動に向いているので上記のようなことができますが、
 通常動力の潜水艦だと多分無理でしょう)

そうなると、もはや中国の軍艦も、一般の商船も、難民船も、港から出られなくなります。



日本も原潜をもつべき!
国家戦略研究
アメリカの最新鋭原潜バージニア級のイメージ画像 
ウィキペディアより転載


中国製品を買わず、
国家戦略研究


日本製品を買えば、
国家戦略研究


日本のGDPは拡大し、原潜の保有も可能になります。

ついでに韓流も追放しましょう。
国家戦略研究


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