超新星爆発が地球を襲う? ~ガンマ線バーストに備えよ~ | 朝倉新哉の研究室

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全ては日本を強くするために…

冬の夜空に輝くオリオン座。

このオリオン座の”右肩”の位置にあるベテルギウスが寿命を迎えつつあります。
国家戦略研究
http://ouaf.jp/manabi/osanpo/entry/2009/01/486.php#.TyDR-YH1r3Fより転載

ベテルギウスは、太陽の20倍の質量をもっています。

この大きさだと、寿命が尽きるとき、超新星爆発を起こします。

↓超新星爆発のイメージ
国家戦略研究
http://www.234extra.com/bbs/?v=sl&thno=33より転載

超新星爆発が起こると、ガンマ線バーストという現象が起こる可能性があります。

今から約4億4千万年前、三葉虫などの生物が大量に絶滅したのは、

超新星爆発で生じたガンマ線バーストが原因だ、という説があります。

超新星爆発で生じた大量のガンマ線が地球を直撃し、オゾン層を破壊し、

有害な放射線が地球に降り注ぐようになったため、多くの生物が絶滅した、というのです。

『ニュートン』2月号によると、

>このオルドビス紀末の大量絶滅が、6000光年以内でおきた超新星爆発によって
>ひきおこされたという説もある。

というのです。

ベテルギウスの地球からの距離は、約640光年です。

ベテルギウスで超新星爆発→ガンマ線バーストが起こった場合、

生物の大量絶滅を引き起こす可能性があります。

しかし、ベテルギウスの場合、どうやら、”角度”がずれているため、

ガンマ線バーストが起こっても、地球を直撃する可能性は小さいようです。

一応は、安心のようですが、

ガンマ線バーストは、

>この現象は天球上のランダムな位置で起こり、一日に数回起きている
(ウィキペディアより)

というありふれた現象であり、”備える”必要性は高いといえます。


・6000光年以内の超新星爆発を起こす可能性のある天体をしっかり観測する

・大量のガンマ線が地球に向かってきてもオゾン層が破壊されないように対策をとる

そのためには、宇宙開発予算の大幅な増額が必要です。


宇宙開発は無駄だ、宇宙開発に使っているお金で××ができる、

という意見を言う人がいます。

しかし、ガンマ線バーストが地球を直撃したら、人類は絶滅するかもしれないのです。

宇宙開発は、人類を絶滅の危機から守るための費用でもあるのです。

どこが無駄なんですか?

この論理は、「公共事業は無駄だ」と言って、ダムを作るのを止めろ、堤防を作るのを止めろ、

と言って止めさせた、

「コンクリートから人へ」の論理と同じです。

宇宙開発は無駄?

”国の借金”が増えるから止めろ?

人類が滅亡してしまったら、意味がないですよね。

滅亡を防ぐための支出のどこが無駄なんでしょう?

ダムも堤防も一緒ですよ。

人類全体ではないですが、日本国民、あるいは、利根川流域の住民、東京都民

という狭い範囲ではありますが、(八ツ場ダムやスーパー堤防を念頭に置いています)

その人たちの生命、財産守るための支出なんですよ。

人の命より、政府が赤字にならないことのほうが大事なんですか?

本末転倒ですよ。

政府は、通貨発行権をもっていますから、赤字になっても大丈夫なんですよ。

警察も消防も自衛隊も、”儲け”は出ませんよね。

でも必要ですよね。

”儲けは出ないが、必要なこと” これが、国がやるべきことです。

そういうことをやるために、通貨発行権という”打ち出の小づち”をもっているわけです。

生物の大量絶滅を引き起こす可能性のある現象が、いつ起こってもおかしくないのですから、

研究、観測をしっかりやることは”無駄”ですか?

オゾン層を破壊するほどの強烈な放射線から地球を守るための対策にお金を投じることは

”無駄”ですか?

政府の赤字を気にしていると、人類だけでなく地球上の生命全ての命さえ失いかねないのです。

”国の借金”を問題視していることが諸悪の根源なのです。


ガンマ線バーストから人類を守るために宇宙開発予算を増やせ、
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