アポロと「はやぶさ」 | 朝倉新哉の研究室

朝倉新哉の研究室

全ては日本を強くするために…

http://sankei.jp.msn.com/world/news/111210/amr11121008400000-n1.htm
に以下のような記事がありました。

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月の石など大量紛失 NASA、ずさん管理発覚

アポロ宇宙船が持ち帰った月の石など貴重な地球外物質の試料517点を、
米航空宇宙局(NASA)が紛失していたことが9日までに分かった。
研究者に貸し出したまま行方不明になったケースが多く、
NASA監察官は「研究や教育に重要で、将来の世代に受け継がれる貴重な財産」を軽視する
ずさんな管理を問題視した。

 8日付の監察官の報告書によると、517点は月の石や土壌のほか、隕石や彗星のちりなど。
1970~2010年の間に紛失した。

 報告書はNASA側の貸出記録の不備を指摘。貸出先の情報が誤っていたり、
研究者の移転や死亡に合わせて更新されるべき情報がそのままになっていたりしたという。

 試料が実際に研究に使われたのかの確認や、返還の督促も不十分で、
月で採取された試料を35年間借りながら一度も研究に使わなかった事例もあったと紹介。
貸出記録を改善し、毎年所在を確認するよう勧告した。
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こんなに管理が杜撰だと、「アポロの月着陸はウソだった」という説に

信憑性を与えてしまいます。

日本は、「はやぶさ」の成果がウソだった、などと言われないようにしなければなりません。


もうひとつ、
http://sankei.jp.msn.com/science/news/111224/scn11122422170000-n1.htm
に以下のような記事がありました。

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はやぶさ後継機開発、要求の半分以下に

平成26年に計画されている小惑星の砂粒を世界で初めて採取した探査機「はやぶさ」の後継機
「はやぶさ2」の打ち上げが危ぶまれる情勢となった。
24年度予算案の開発費が30億円と前年度と同額に抑えられ、
概算要求の73億円の半分以下となったためだ。
文部科学省は減額分を25年度予算で確保したい意向だが、開発が間に合うか厳しくなる。

 予算減額は政府・与党会議が、宇宙開発は災害などを監視する陸域観測技術衛星
「だいち2」と、日本版全地球測位システム(GPS)の準天頂衛星を優先すると
決定したことが背景にある。
準天頂衛星は24年度予算案で新たに106億円が盛り込まれた。

 文科省は「(計画通りの)確実な打ち上げを目指す」(中川正春文科相)方針だが、
財務省は「宇宙開発の各プロジェクト・事業については
今後とも的確な優先順位付けが必要となる」としており、減額分の確保は困難な状況だ。
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私が提唱した”研究開発立国”とは全く逆行する話です。

宇宙開発予算は、むしろ増やして、宇宙関連技術をもつ企業に仕事が回るようにすべきです。

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