椿 | 虹色金魚熱中症

虹色金魚熱中症

虹色金魚の管理人カラムが詩とお話をおいています。

拙いコトバたちですが読んでいただければ幸いです。


椿




とまらない

もう蕾は描かれて

無常にも優しい風が 誘うように包むから

私がどんなに願っても もう花はほころびはじめる

ああ 香りが

絹糸のようにほどけ始めて

今更留まることは許されず

どんなに冷たい雨に打たれようとも

閉じ戻ることは叶わず

ああ 咲ききってしまうのか

貴方は気づいてくれたのか

その手で摘み選ばれぬのなら

いっそ時など待たずに

首から落としてくれればいい

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