欲するキミ
無欲なキミが嫌い
きれいすぎて嘘みたい
もっと望んでよ
僕を
僕ばかりが必要としてるみたい
だからときどき
僕は汚れる
どれだけ
キミを食べたって
きっと足りない
もっともっとと手を伸ばすのに
キミは恥ずかしげに
微笑んで
それだけで僕を揺さぶる
ずるいよ ずるいって
また僕の中は汚くなってく
汚れた手をキミに伸ばすから
逃げればいい
汚れるのは嫌だって
なのにどうして
僕の手をとるの
きれいなのが好きなくせに
熟れた瞳で
僕の汚れた指を噛む
だから僕は囚われたまま
かわらずきれいなキミを欲す
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