欲するキミ | 虹色金魚熱中症

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虹色金魚の管理人カラムが詩とお話をおいています。

拙いコトバたちですが読んでいただければ幸いです。


欲するキミ



無欲なキミが嫌い
きれいすぎて嘘みたい
もっと望んでよ

僕を


僕ばかりが必要としてるみたい
だからときどき
僕は汚れる


どれだけ
キミを食べたって
きっと足りない


もっともっとと手を伸ばすのに

キミは恥ずかしげに
微笑んで
それだけで僕を揺さぶる


ずるいよ ずるいって
また僕の中は汚くなってく


汚れた手をキミに伸ばすから
逃げればいい
汚れるのは嫌だって


なのにどうして
僕の手をとるの


きれいなのが好きなくせに
熟れた瞳で
僕の汚れた指を噛む


だから僕は囚われたまま
かわらずきれいなキミを欲す



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