小娘からクソババア。

19年前の私は小娘だった。
少なくとも、年齢的には。(内面はかなり老けていると定評があった)

小娘は小沢健二が好きで、ZABADAKが好きで、charaが好きで、長野まゆみや、島田荘司や綾辻行人や京極夏彦が好きだった。

真夜中の静かな町並みを窓から眺めるのが好きで、夜明けを迎えるのが好きだった。

遠くに見える海はいつもキラキラ輝いて見えたし、雨の日でさえ、空は美しかった。

小娘だった私がこよなく愛した小沢健二が、19年振りにCDを出したそうな。
朝のテレビで紹介されていたけれど。
小娘だった私は19年の月日を経てクソババアと呼ばれる年代になり……。
あの頃のシンプルで強気な自分を見失い、あの頃特別だった彼をマーク外す飛び込みでさっと奪い去ることが出来ないでいる。

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すっげーブッサイクなお顔に写ってビックリ。しかし体が丸くて可愛いと思う親バカ。

さて。
気が付けば一週間放置プレイでした。
仕事のことは、もう本当に……言葉に出来ない……。
が、週明けからこっち、ベテラン新人さんと私の間に大きな溝が出来たのは確か。
私が「話し掛けるな」オーラを大放出しているので、あまり話し掛けてこなくはなりました。が、その分、他の「話しかけやすい」スタッフに皺寄せが行き、若干の苦情が出ている……が、そこは、スタッフ教育は全員で行うものなので知ったこっちゃねぇのである

この１ヶ月少々の間にベテラン新人さんのやらかしてくれたことは、これまでのどのスタッフより際立っている。

・3本使用する薬剤をうっかり4本開けて1本廃棄処分(8500円相当)
・器材データをパソコン上から削除して業者の都合がつくまで紙ベース使用(業者を呼んで再登録&データ復旧に数万円)
・器材破損(修理費ウン十万単位)
・機械に投入する薬剤を間違えて廃棄処分(3万円相当)

……いや、私が支払う訳ではないんだけどね。
たった一万円足らずのものでも購入申請却下されて、ガムテープで補強しながら使ったりしてるのに。
ウン十万単位の出費に泣ける……。

御本人様は、全く気にしてないようだけど。
嫌味の一つ二つ言いたくなるけど。(これまでのスタッフには言ってきたけど)
私からは、ノーコメントである。

金曜になんちゃって上司が「今週はどうだった？」と様子を伺いに来たけれど。
そこは素直にお答えしておきました。
「視界に入れてません。視界に入ると注意せずにはいられないし、注意するとまたキツいだなんだと最高責任者に泣きつかれるから」
それはそれで困ったなぁ……と、なんちゃっ上司は溜め息を付いていたけれど。
困るなら自分で指導してくれ。(←なんちゃって上司は見捨てると完全ノータッチ)
そして、第ニ段階の指導スタッフからも苦情が出ているのであった……。

因みに最高責任者からは、「この人が辞めたらもうこの部署に配属はないから！」と言い渡されています。
そんな脅し言う前にもっと使えるスタッフ配属させろよな！と、全員の密かな意見である。

やったつもりなんですけど……。
確認したつもりなんですけど……。
～したかも知れません……。
～だったような気がします……。

取り敢えず、そこ自信を持って返事出来るようになって貰いたい……。
最高責任者は「人を変えることは出来ないから、自分を変えるしかない」と言う。
それは、スタッフ全員で手取り足取り腰まで取ってフォローしていくしかないと言うことなのか……。

クソババアなりに、悩みが尽きない。