何かに興味を持って
小さく行動をしたのを機に
物事が展開したり、
人間関係が広がったりすることがあります。
高校時代、私とトニーは
1か月に1回程度のペースで、
文通を続けていました。
トニーは、ユースキャンプの時に、
同じテントにいた他の子とも
手紙のやり取りをしていたと言っていたので、
来日を機に、日本や、日本に住む友人たちに
興味を持ったのでしょう。
トニーとAさんは、
大学の、Philippines-Japan Friendship Club
通称TO-KAI で出会ったと聞きました。
日本の大学に留学していたことがあると
言っていたAさんは、
当初、日本語ではなく
別な言語を勉強しようと考えていたのだそう。
ところが、仲の良い友人から
「日本語、面白いから」
と強引に誘われ、日本語を選択することにしたのだと言います。
へえー。
もし、Aさんが、別な言語を選んでいたら、
TOMO-KAIには、いなかったのかもしれないし
トニーに会うこともなかったのかもしれない。
こうやってお会いする機会もなかったのかもしれない。
人の繋がりは面白いですね。
見えないバトンの存在を感じます。
このような訳で
私は、Aさんと共に、2人の母校である
University of the Philippines、通称UPへと向かい、
TOMO-KAIにもお邪魔してきたのでした。
どういう流れで、その話題になったのか、全く記憶にないのですが、
「フィリピンには割礼がある(男性のみ)」
と聞きました。
TOMOーKAIについてからも、その話は続きます。
「割礼する時に、葉っぱを噛むんだけれど、そういう漫画もあるよ。」
「〇〇は何歳の時にやったの?」
「〇歳です」
「△は?」
「△歳です。」
おお・・。
それ以降、道行く、知らない殿方に
「この方も、あの方も・・・」と思っていた私は、
文化の違いと、
本などの知識でしか知らなかった
「大人への通過儀礼」が
身近な人の現実であることに
大きな衝撃を受けていたのです。
途中、学食に寄り、ランチをしました。
フィリピンの主食はお米。
お米にコーヒーをかけて食べることもあると言います。
これまた衝撃的である・・。
日本でもお米にお茶かけることがあるから
それと同じと言えば同じ・・かもしれないのだけれど。
食べたら、おいしいのかもしれないけれど。
でも、お米にコーヒ^をかけるという、
小さな行動へと移る勇気は、
本日に至るまで、
私の中で一度もわくことはなかったのであります。
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