手術前日（入院初日）
2008年1月7日月曜日
ダンナは新年最初の出勤なので休むわけにもいかずだし、
両親が病院に送ってくれるのでダンナは出勤。
13時入院なのでお昼ご飯は済ませておかなきゃだけど、
やっぱり不安から食欲なし。
でも、食べないわけにはいかないのでウイダーインゼリーを1パック飲む。
両親がわざわざ横浜から2時間かけて車でウチに来てくれて、一緒に病院へ。
でも、自宅から病院まではタクシーで2000円ぐらいの距離なんだけどね、
わざわざ来てくれた親に感謝しなきゃだね。
私の母親は、結婚して間もなくして卵巣の摘出（卵巣は2個あるから1個摘出しても大丈夫）して、
私が高校生の頃に子宮筋腫で子宮全摘出を経験してるので、
自分の時のことを例にとって
「大丈夫よ～ あっという間よ！3泊4日なんて旅行みたいなもんよ！」っと何度も笑顔で言ってくれてた。
12時40分頃、婦人科病棟到着。
看護士さんからまず最初に腕に名前や血液型が印刷されたバンドを装着され、
トイレ・シャワーなどなど設備や入院生活についての説明を受ける。
いよいよ初の入院生活スタートだ。
看護士さんがとっても頼りがいありそうな方で、不安だった入院もちょっと安心できた。
なんと部屋は2人部屋に私1人だけ
カーテンを開けると広々な感じ。
移動にはキャスター付きバックがとても便利でした。
私は最後の診察の時に1人部屋を希望したんだけど、
先生から「1人部屋は重病の人しかは入れません」と言われ、
だったらベッドの差額分がゼロの4人部屋にすることにしといたんだけど。
看護士さんの口調だと、
このフロアーは お産の人も一緒だから4人部屋だとお産の人と一緒になっちゃうから2人部屋にしといたよ！
っていう配慮のようだった。
1人部屋を希望だった私は2人部屋に1人で大感激！
でも、母親は「私は大部屋はオシャベリとかできてとっても気が紛れて楽しかったわよ！大部屋の方がイイわよ！」っと何度も言ってたけど・笑。
でも、2人部屋と言ってもすごく狭い！！！
隣のベッドとの間はちょっとだけ。
これで差額ベッド代の2500円を取るのか・・・・ と言った感じ。
でも1人部屋で大感激でルンルンでした♪
ただ、お産の人と一緒のフロアーだっていうことが気になる
廊下には赤ちゃんを乗せたベッドと共に移動しているママさんたちが普通に歩いてるし。
まずは、荷物の整理とパジャマに着替える指示がありました。
持ってきたパジャマに着替えたら、なんだか病人になった気分。
（症状は全くなしなのにね・笑）
看護師さんとオリエンテーリング。
不安なこととか、持病のこととかお話しました。
小さな不安や悩みなどでも看護師さんにお話しとくと気持ちがちょっと軽くなれると思うので、
何でもお話しとくとイイと思いますヨ。
体重測定・血圧測定・採血（貧血で倒れたことがありトラウマ。かなり採血は苦手）。
そして・・・剃毛
内診台に乗って、看護士さんが電気シェーバーでジョリジョリと・・・。
剃ってる最中に、他の看護士さんを連れてきて「これでイイかな？」「もっとココら辺も剃った方がいい」とか会話されながら剃られて恥ずかしかったです・笑。
全部剃るのかと思ってたけど、前の部分は残ってました。
手術の邪魔にならないようにって思ってけど、
そうじゃなくって尿管を入れるから、バイキンが入らないために剃るんだとか。
（剃毛しない病院もあり）
オマタ開いてジョリジョリ剃られてるときに、
看護士さんが「早くに（異形成を）発見できて本当によかったわね」
って声をかけてくれました。
で、ウイザーインゼリー1個しか食べてきてなかったので、
おなかが空いてきて、
おやつで持ってきた小袋のポテトチップ（遠足気分かい！）をこっそり食べた・笑。
明日手術をしてくれる婦人科医からの内診。
膣内に何かを入れ3分ぐらい置いて何かを取り出してた。コレも検査っぽかった。（コルポ診だったのかな？）
それとエコーと触診。
外来でいつも診てもらってた40代ぐらいの男性医師じゃなく、
20代～30代前半ぐらいの女医さんで、内診が痛くて痛くて・・・・・。（手術前はずっと仲良ししてなかったからだと思うけど）
明日の手術は、いつもの男性医師とこの若い女医さんの2人で執刀らしい。
私の頭の中で、 若い先生＝経験なし というイメージで、手術失敗しないでよね！って心配になる・・・・。
私が練習台にされるんじゃないのかと・・・・・・
麻酔科の先生の受診。
以前から婦人科の先生から腰椎麻酔（下半身麻酔）と言われてたので、
私のココロも腰に針を刺されるのを覚悟していたのだけれど、
「全身麻酔と脊椎麻酔（下半身麻酔）どっちにする？」って・・・。
えっ！？私に選択する権利があったの？？？？？？
てか腰椎麻酔って言われてたんですけど・・・・
てか脊椎麻酔と腰椎麻酔って同じ意味？？？？
以下、麻酔医師からもらった書類に書いてあったことや聞いたことをココにメモっときますので、
これから手術の方は参考にしてくださいね。
【全身麻酔】
点滴から麻酔を入れるので、痛みや怖さは無し。
眠った後は、機械からの人工呼吸に切り替えるので、クチから管を入れられる。
なので、ノドがちょっと痛みが残る（私は胃カメラ経験者なので、どんなもんだかは想像ついた。たいしたことはない）
合併症は・・・
・めまい・たちくらみ（50％以上）
・吐き気（10～50％）
・のどの違和感・痛み（30～40％）
・声のかすれ（20～30％）
・頭痛（1％以下）
・歯の損傷（0.3％以下）
・無気肺（1～5％）
・喘息発作（まれ）
・耳下腺の腫れ
・高齢者における麻酔からの覚醒の遅れ
クチに管を入れる時に、クチを指3本分ぐらい開くらしいんだけど、
私は顎関節症のため指2本しか入らず。
3本分開くためには、1度アゴをガックンとさせないと開かないのがネックと言われました。
アゴが外れちゃう場合もあるらしい。
【腰椎・脊椎麻酔（下半身麻酔）】
手術30分ぐらい前に腕に筋肉注射をして、麻酔が効きやすくする薬を入れておく。
この注射でウトウトしちゃう人もいる。
ヒザを抱えこむように丸くなって腰あたりに注射される。
そのため、個人差はあるが痛みが伴う。
麻酔がちゃんと効いてるかを試さないといけないので、すぐには眠くなる薬は投入できない。
痛くないことを確認して眠らせるらしい。
下半身麻酔のみで眠らせる薬を入れないで手術する病院もあるので、要確認。
その場合、先生に頼めば眠らせてもらえると思うよ。
合併症は・・・
・刺部の痛み（20～30％）
・頭痛（10％以下）
・下肢のしびれ（10％）
・物が二重に見える（まれ）
・吐き気
怖がりの私は痛くない全身麻酔がイイな！って思ったんだけど、
全身麻酔の方が術後の合併症のリスクがなんとなく高い気がして、迷いに迷いました。
麻酔の痛みと合併症を比べると、合併症で苦しむ時間の方が遥かに長いので、下半身麻酔を選びました。
もし、当日に全身麻酔にしたくなったら変更可能だよ って言ってくれました。
18時、夕食。
はじめての入院食です。
普通食です。
鮭にマリネが乗ってるやつ・玉ねぎと人参のコンソメ煮・すまし汁・ご飯・バナナ・お茶
6割ぐらい食べたかな。
白米が進まず、持ってった ふりかけ で食べる努力をしました。
ベッドの上で1人で食べるのは寂しい。
19時45分、下剤の座薬。
浣腸ではなく座薬タイプでした。
看護士さんが入れてくれました。
座薬自体がはじめての体験で、ヘンな感覚でしたぁ・・・・。
下剤でお腹の中が祭りだワッショイ状態になっちゃうもんかと想像してたんだけど、
やる前に看護士さんに聞いたら「ぜんぜん普通にトイレ行きたくなるだけよ」と言ってくれホッ。
トイレまで1時間ぐらい掛かるかもって言われた。
座薬を入れた直後、明日の手術に立ち会う麻酔医師が来る。
若い女医さん。私より若そう。。。
経験なさそうで、「痛くされるんじゃ？」って不安になる・・・・・
話をしてる最中に座薬が効いてきちゃってトイレに行きたくなる。
ひたすらガマンして冷静な顔で対応するが、ガマンするのに必死！
先生が去ったら速攻トイレへ！
が、1時間ぐらい掛かるって言われたのに10分しか経ってないから看護士さんに確認してトイレへ！！！！
下痢っぽくなるのかと思ってたけど、ぜんぜん普通の感じでちょこっと出ただけ。
下剤で大量に出たら疲れそうなので、
手術の数日前から蒟蒻畑やファイブミニを摂取してお腹をきれいにしときました・笑。
仕事を終えたダンナが来てくれました。
病院のマクラは私のキライなそば殻枕だったので、My枕を持ってきてもらった。
病院からもらった入院診療計画書っていうのをダンナと一緒に見てたら、
3泊4日と思ってた入院が、実は4泊5日だったということが発覚！！！！！！！
3泊4日は、術後3泊4日という意味だった！！！！！！！！
知らなかったよぉおおおおおおおお！！！！！！！！！
1泊増えただけだけど、とても長くなった気がして気持ちがドヨーーーン
面会は21時までなのでダンナ帰宅。
21時から明日の手術に向け飲食禁止なので、
21時に睡眠導入剤（レンドルミン）を飲み、就寝。
入院初日はヒマなんだろうな～って思ってたけど、
何気にやる事が多かったり、看護士さんがちょくちょく部屋に来たり、
ベットの上でゆっくりする時間は意外に少なかったです。
ＴＶもあまり見なかった。