来週の月曜11/8~12/7日までが11月相場となります。

先月のおさらいですが、≪水風井≫と井戸の卦でした。井戸は水を飲みに来る、又は水を汲みに来る場所で、本来は賑わい活気づく卦ですが、≪三交変≫なので、まだ一般的に飲み水には適さないのであまり株価も強くないとの予想でした。

株価も18000~19200の間を激しく上下する値動きで、一般投資家にはおいしい水(利益)を飲むにはむつかしい相場であったと思います。

さて11月の得卦は≪山天大畜≫≪二交変≫です。

山天大畜とは、山の中へ金や財宝を蓄える、又はそれらを畜止する、大きく止めると三つの意味があります。

同じように思えますが畜止、蓄養,、蓄蔵と少しづつ意味が異なります。ここは≪二交変≫ですので、この場合は畜止の意味になります。

株価に例えますと、前途に光明があるように見えますが、今はまだ時期が早く、慌てて前進する時ではないといえます。

ところで前にも時折書いておりますが、米国の株価は実体経済との乖離が大きすぎるとのことです。では一体どのくらい実体経済とかけ離れているのでしょうか。

米国の今現在の実体経済を示すGDPは約2300兆円だとしていますが、それに対し債務や株価の総額は12000兆円にもなっているのです。なんとそのかい離は約50倍にもなっているのです。

もともと株式相場は実体経済とかけ離れた、バーチャルリアリティー(仮想現実)と言われていますが、それにしても50倍とはとてつもないかい離であるといえます。

このかい離を単純計算すると、いまの米国の株価は360㌦が妥当で、円換算で43200円となります。日本の株価の約2倍くらいです。これが現在の米国の実体経済なのです。

いま米国の一般的な投資家の70%以上は近々株価の暴落があるのではと心配しているそうです。バーチャルリアリティー(仮想現実)夢である以上、リアリティー(現実)夢から覚めるのも時間の問題でもあります。そのとき日本の株価も影響を受けざるを得ないといえます。

早ければ12月の末日から要注意が必要かと、、、